あなたside ページ7
そういえば風の噂で聞いた。
『テヒョン君アイドル事務所受かったらしいよ！』
って。
そうじゃん、普通に考えてあの人が私の近くにずっといるなんて確証はないんだ。
あんなすごくかっこいい子、私なんかが一緒にいていいわけないんだ。
何故か一緒に帰ってる帰り道。
制服のスカートの裾を握りながらやっとの思いで聞いた。
｢アイドル事務所のオーディション受かった、って…ほんと?｣
とても居心地の悪い沈黙。
やっぱり本当だったんだ。
彼の目の焦点があっていないようだった。
ごめんね、これからひどいこと言うかも。
｢もうテヒョンに飽きた。｣
th｢なに、なに言ってんの…｣
こっちが言いたい。
いつも一緒で隣にいた子がちょっと会わなくなって、久しぶりに会ったら急にアイドルを目指してる、なんて。
しかも本気で好きな人に｢他に好きな子がいる｣なんて嘘をつくんだ。
とても正気の沙汰とは言えない。
彼の反応から見るに両思いだったんだろうな、
でもアイドル生活に私のせいで支障が出てしまったら溜まったもんじゃない。
好きな人のことは静かに応援してあげなきゃ。
アイドルになったらかっこいい姿を見せてね。
今までありがとう。
.
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りお(プロフ) - アヤキさん» うわあありがとうございます、! 死ぬ気で更新していきますね、笑 (2020年5月25日 15時) (
レス) id: f99d4b932b (このIDを非表示/違反報告)
アヤキ - とても面白いです!続きがめっちゃ気になりますw更新頑張って下さい! (2020年5月25日 0時) (レス) id: df8558907b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百瀬 x他1人 | 作成日時：2020年5月19日 0時
