月島、彼女に惚れ込んでます【月島蛍】

#32 瀬見side ページ32

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今日は、近年稀に見る大寒波が襲ってくるらしい…



いや、現在進行形で襲ってきてる。雪やばい。






そんな中でも学校に行かなきゃいけねぇとか…


先生アホだろ






そう思いながら、1人で傘をさして学校を目指す。









『蛍くん肩濡れてる！』

「しょうがないデショ、Aがチビなんだから」

『蛍くんのデカ野郎！』

「はいはい」








あぁ、くそ。


俺は、一人寂しく登校しているのに

目の前のカップルは
二人仲良く
イチャイチャしながら登校かよ



神様は不公平だな畜生







つか、彼氏の方月島じゃんか



くっそ

とことんついてねぇ









「さむ…」

『私が温めてあげよう！！』

「どうやって？」

『手を繋ごう！』

「傘持ってるから無理」

『……手袋を貸そう！』

「Aのちっちゃいデショ」

『……だ、抱きしめてあげよう！』

「ここで？」

『…………』





ふは、と楽しそうに笑う月島。


どこまでもSだな…。

もうちょい優しくしてやれよ 彼女さん、いじけてんぞ








「じゃあ帰りに肉まん買ってあげる」

『やった！！！！』




あ、全然いじけてなかった。









『私、待ってるね！』

「ん。風邪ひかないようにね」

『私は大丈夫！』







くっそ。リア充め



まじ羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい





あー、俺も彼女欲しい。








と、1人で理想の彼女像を考えているうちに

目の前の2人は消えていた。




どうやら、どっかの曲がり角で曲がったらしい。烏野はそっち方面だしな。






ふう。

荒ぶるな、俺




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