検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:10,310 hit

6 ページ8







結局あの日依頼を見つけることなんてできなくて、いつも通りの金欠状態が続いていた。最近馬もボートも見てない、麻雀とか前はやってたのに最近じゃあ牌にすら触ってない。

一言で言ってしまえば「鬱」
二言で言うならば「憂鬱」
どちらも意味は変わらない。お金が欲しい。


「お金が欲しい!!!!」


お金があればなんでも出来る!お金があればおなかいっぱいご飯が食べれるし、好きなだけ遊べれる!どうして私の手元にはお金が無いの!?!

荒ぶる私を見て新八はため息を吐く。あ、今幸せが八割くらい抜けてったぞぉ


「そんなにお金が欲しいなら依頼のひとつでも探してきたらどうですか」

「えぇ、トラウマ抉り返しに来てるじゃん。私のこと嫌いなの?」

「Aちゃんあの日の後サドには会ったアルカ?」

「ううん、会ってない避けてる怖いもん」

「でも鎖引きちぎったんでしょう?それだけ反抗しとけば余計に目付けられてますよ」

「なんで新八そんなに怖いこと言うの何が不満なの溜まってる?溜まってるの?ヌいてあげようか???」

「溜まってねぇよ!!溜まってないし真っ昼間から女性がそんな下品なこと言わないで貰えます!?!」

「銀ちゃん〜新八がいじめる〜!」

「ぱっつぁんはいいから俺のヌいてくんね?」

「やめろォォォ!!!!ここに未成年がいるんだぞ!!2人も!!!未成年が!!!いるんだぞ!!!」

「新八やっぱ溜まってんね」


と、茶番はさておき。
こんなくだらない話をしていればピンポーンとインターホンの音が聞こえる。

お登勢はわざわざインターホン押さないし、キャサリンもたまだってすぐにドアを開けるはず。
もしやこれは依頼では?と名探偵Aちゃんは思うわけですよ、ええ、真実はいつもひとつなので。


「私が出る!!!取り分は7対3ね、私が7で、5倍、いや7倍にして来てあげるから!!!」

「ふざけんじゃねェよ!!なんでてめぇみてェなちんちくりんに7もやらなきゃなんねェんだよ!!俺が7だろ!新八そいつ止めろ!!」

「へぶっ!」


銀ちゃんに指示された新八に咄嗟に足を思い切り掴まれる。そして盛大にこけた。鼻が、私の高い鼻が、、

神楽ちゃんは私をみてため息を吐く。
ああ、神様、神楽ちゃんの反抗期は何時終わりますか?




7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
106人がお気に入り
設定タグ:銀魂
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くずもち | 作成日時:2020年3月3日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。