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「ねえやっぱ真選組ついたら尋問とかされるの?カツ丼とか食べてもいいの?でもでも今の時間的には甘いものがいいなぁ、そういう訳で沖田くん団子買ってきてよ」
「舐めてんのか」
A、20歳、連行されてるなう
あれから少し経って公園は遠ざかった代わりに真選組が見えてきた。やだもうこれ以上進みたくない
相変わらず首輪はあのままで、道行く人に変な目で見られた。結構メンタルに来た、一般市民の心を傷つけた罪でこいつを訴えてやろうかと思った。
そうこうしてるうちに真選組に到着
山崎さんは私の姿を見るなり顔を青くさせるし土方さんは相変わらず沖田くんを叱る。でも沖田くんはそれを無視
ゴリラ(近藤さん)に出会い沖田くんが問い詰められる。
涼しい顔をして「ペット」とか言いやがった、そろそろキレそう。
これからあの尋問室に行くのかと思うと気が重い。
行ったことないけど、神楽ちゃんが見てたドラマでしか見たことないけど。
やっぱりちょっとホコリ臭くて簡素な机と椅子と眩しい照明があるだけなのかな。
やっぱり団子じゃなくてカツ丼なのかな…
結論から言って私の予想はハズレた、悔しい。
想像していた尋問室はコンクリートって感じ
だけど連れてこられた部屋は畳の部屋、とてもじゃないが尋問室とは思えない。
「何ここ、ここで尋問されるの?カツ丼…」
「何言ってんでィ。さっきから何度もお前はペットだっつってんだろ」
「え、ガチのやつだった?ていうか尋問は?不審者だよ私」
「ンなつまんねェことするよりお前にちょっかいかけた方がおもしれェだろ」
「え、ほんとに警察?市民からの通報つまんねぇって言った?うそでしょ、人格疑うんだけど」
「まあ待ってろ、逃げんじゃねぇぞ」
首輪に着いていた鎖を部屋にあった机の足に括り付ける。
机は沖田くん曰くめちゃくちゃ重いらしい。
そのまま部屋を出ていった沖田くん
悪いな、逃げんなと言われて逃げないバカなどいない!
こんな首輪なんてちょちょいのちょいで取れちゃうんだから!
襖をパァンと開けて逃亡を図る。図ろうとした。
「お前の単調な頭が考えることなんざお見通しでさァ」
拝啓 銀ちゃん
まだまだ家に帰れそうにありません。ていうかマジで今回ばかりは生きて帰れる気がしないから早く助けに来てぇぇぇ!!!
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作者名:くずもち | 作成日時:2020年3月3日 17時