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「銀ちゃ〜ん!おかね!おかねちょーだい!」


布団にくるまりぬくぬくと寝ている銀ちゃん、もとい、坂田銀時に向かって思いっきりダイブ

ここ最近口にしているものと言えばTKG
でもさすがに消化されてるだろうから出てくるものといえば胃液くらい?うわ、汚い


「ゴフッッ゙ッ゙!?!?」

「あ?しんだ?ん?いきてる?銀ちゃん?ねぇ〜!死ぬならせめてお金だけちょ〜だい?」

「このクソアマァァ!!!!銀さんがいい子に寝てるとこ見えなかった?!?見えなかったのか!?!見えなかったんなら眼科行け!!!どんな目覚ましでも人殺しはしねェぞ!?!」

「うるさい、低血圧?」

「ちげぇし!!なんなら俺の血管プッツンいきそうだしィ!?」

「ねぇそんな事いいからお金ちょーだい?早くくれなきゃ5倍に出来ない!」

「テメェはまた性懲りもなく馬か?!俺の方が金欲しいしそんなに金欲しいなら依頼のひとつでも持ってこい!!!」


怒るだけ怒って再び銀ちゃんは布団の中へ
え、うそ、寝るの?この流れで?


「銀ちゃん寝るの?ほんとに寝ちゃうの?あ、あと今日はお馬さんじゃないよ、ボートだよ」

「どっちも変わんねェわ!」

「銀ちゃんはパチンコの方が好き?名前も下ネタっぽいもんね、銀ちゃん好きそう」

「テメェ表出ろ!!」


朝からやかましい
やかましくさせているのは私なんだけど
でもでも、銀ちゃんだって悪いんだ。

従業員の神楽にも新八にも私にも全然お給料くれない。
だからこうやって強行突破的な感じでダイブだってしてるのに、銀ちゃんは話すら聞いてくれない。

こんなブラック企業はいやだ!

私だってもっとお金欲しい!あるだけのお金注ぎ込んで馬に賭けたりボートに賭けたり遊びたい!スリルが欲しい!

なのに、なのに、なのに!!!


「銀ちゃんいいの?お給料くれなきゃ私辞めちゃうよ?お色気担当いなくなっちゃうよ?」

「へーへー、辞めれるもんなら辞めてみろ。色気もへったくれも無ェガキが何言ってんだ」

「そんなこと言って銀ちゃんが私でシコシコしてるの知ってるよ?」

「あ゙ぁ゙ッ?!?誰がいつテメェで抜いたって!?!?冗談は童貞(新八)だけにしろよ!」

「新八かわいそう…今度筆おろししてあげなきゃ…」

「しなくていーんだよバカかお前は!」



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作者名:くずもち | 作成日時:2020年3月3日 17時

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