ドリムの長女は優等生 (ページ16)

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「うわぁ…。」

栗毛の髪と、思っていたよりも白い肌、澄んだ青い瞳。

ホンモノだ。ホントに存在してたんだ。

MK「Aお疲れ。テストできた？笑」

『うん、なんとかね…。』

MK「帰ってきてすぐで申し訳ないけど…チョンロに自己紹介
　してくれない？ほらっ、チョンロ。」

「あっ、はいっ…。」

マクヒョンに背中を押されてAさんの目の前に立つ。
うぅっ、顔が整い過ぎてて直視できない…。

『はじめまして〜、Aです。イタリアと韓国のハーフ
　だよ。本名はA・ローレンで、韓国名はチュン・
　A。だから好きな方で覚えてね。』

「えっと…ジョン・チェンラーです。みんなからはチョンロっ
　て呼ばれてるので…よろしく、お願いします…。」

『ふふっ、よろしく。…中国から来たんだっけ？』

「はい…。」

『まだ幼いのにすごいねぇ。私も外国人だから無理して敬語
　使わなくてもいいよ。』

「あ、ありがとうございます…///」

ものすごく優しい顔で俺を見つめるから少しだけ照れてしまった。

俺に気を使ってゆっくり話してくれたし…。
いつかもっと楽に会話できるようになりたいな…。
よし、明日から勉強頑張ろう。

MK「そうだっ！A、チョンロの韓国語の先生になれば
　いいんじゃない？」

『いいよ〜。』

えっ？そんなにあっさり？？

JS「いいんですか？ヌナ、今でも十分過ぎるくらい大変なの
　に…。それに中国語は…。」

『それなら大丈夫！クラスに中国から留学してる子がいるか
　ら教えてもらうよ。それに私も韓国語が完璧ってわけじゃ
　ないからさ。教えることでより理解できるようになると思
　うし。』

MK「おぉ～、これが優等生の答え方か笑」

『マークってば笑……チョンロはどう？』

「えっと…。」

本当に大丈夫なのかな？
Aさんの負担にはできるだけなりたくないし…、でもロンジュニヒョンにずっと頼り続けるのも…。

JS「チョンロ、ヌナも大丈夫って言ってるんだしいいんじゃ
　ない？俺もたまに勉強教えてもらうけど、ヌナは教える
　のすごい上手だよ。」

…チソンイがそう言うなら……

「……だったら、お願いします…。」

『うん、頑張ろうね！』

そんなことで、俺の韓国語の先生にAさんが就任したのだった。