ドリムの長女は優等生 (ページ11)

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『……ク、マーク！…マークってば！！』

「んっ？なに？」

『なに？…じゃないよ！さっきから何回呼んでも反応しないん
　だから…魂だけどっか行ったのかと…。』

「ちょっと…勝手に殺すなよ笑」

CL「でもマクヒョン、ずーっとそんな感じだったよ？」

『何か考え事でもしてたの？』

「んー…Aに初めて会ったときのことかな？」

『うわっ、懐かしいね～。私、高校の帰りにいきなりスタッ
　フさんに引っぱられて事務所行ったんだっけ？笑』

「俺、その時の写真持ってるよ。制服姿のA。」

CL「え！？俺見たい！！」

「ほら、これ。」

CL「はぁぁっ！！ヌナキヨウォ♡♡」

そうやってチョンロに見せた写真の中にいるAは、

耳の下で一つに結ばれた髪の毛

きっちりと、緩めることなく締められたネクタイ

膝丈まであるスカート

綺麗に磨かれたローファー

誰が見ても、「優等生」と答えるだろう。

Aはよく「優等生アイドル」って言われてるけど、それはこの時から始まっていたと思う笑

でも……

6年も前なのか…。
時間ってあっという間に過ぎていくな……。

HC「あ～もうっ！！！ねぇ！三人だけ思い出話するとかズル
　くない！？それにチョンロはヌナの制服姿見てるし！」

JN「ヌナ、そろそろ俺達にも…かまって…？」

RJ「ヌナ、ドンヒョガのことはほっといていいんで。こっち
　に来てください。」

JM「ヌーナ♡そろそろナナちゃん我慢の限界だな♡♡」

JS「俺はマンネだからたくさん可愛がってくれますよね？」

おぉ…遂に行動に出た笑

『ふふふっ、可愛いねぇ。ほらっ！おいで〜。』

「「ヌナ〜！！」」

勢い良くAに抱きつく五人。
それぞれが力いっぱい抱きしめてるから細っこいAが心配だ笑

……一度は"卒業"によって離された俺達。
俺がドリムに復帰した時、Aはそこにいなかった。

一緒に活動できるのはUでの活動のときだけ。
だけどAは人気者だったから、一緒にいられることはあんまり無くて…。

でも、今は違う。
同じNCT DREAMとして、手を伸ばせば手を握り返してくれるところにいるんだ。

もう、この幸せを絶対に離したくない。

最年長はAだけど、俺だって長男だ。

長男として、Aの相棒として…

ここは…NCT DREAMは、絶対に守りきってみせるよ。