4 迷子 ページ5
ああぁ…なんなんだ…ホントにぃ…
はぁ…と大きなため息をつくと
コ「はるお兄さん…?大丈夫?」
「っえ、ぁあ、大丈夫。」
コナン君にまで心配させてしまった…
なんだったんだろ…心臓うるさかった…
アレルギーとかなんかか…?
コ「安室さんも、大丈夫?」
え?なんで安室さ……ひぇっ
めっちゃ怒ってはりますがな…
笑顔だけど…笑顔だけどぉお!!怖い!!
安「大丈夫だよ。」
「あの、なんでそんなに、怒ってるんですか…?」
安「怒ってないですよ?」
「……でも、不機嫌ですよね…?沖矢さん、嫌いなんですか?」
安「あはは、まさか。……まぁ、好きではないですけど」ボソ
「そうですよね…だってあんないい人、嫌いにはなれませんよね〜」
あはは、と俺は笑いをこぼす。
……あれ。安室さんが黙ってしまった…
チラッと安室さんを見た…
め、めめ、めっちゃ怒ってるぅぅぅぅ!!
「す、すすみません!!俺、なんか言いました!?」
安「いえ、ほんとに…大丈夫ですので。」
しまったぁ…余計な事言ったなぁ…
コ「ぁ、お兄さん!道、聞かなくていいの?」
「ぇ……道…?……あああぁ!!」
コ「安室さん車あるし、この辺に詳しいと思うよ!」
「そうなんですか?」
クルッと振り返り、安室さんに尋ねてみる。
安「はい。この辺りなら分かりますよ。」
「あの……道案内、お願いしてもいいですかね…」
恐る恐る聞いてみると、安室さんはニッコリ笑って
安「ぜひ!」
と言ってくれた。優男だ。かっこいい。
それから安室さんに、引越し先の家の場所を伝えた。安室さんは笑顔で了解してくれた。
こんないい人になりたかったものだ。
安「では、もう少しでパートが終わるので、待っていてください。」
「はい。分かりました。」
大人しく俺は待つことにした。
外を見れば、青かった空も赤い色が目立つようになってきていた。
ぁ、コナン君帰らなくていいのかな。
「コナン君、帰らなくていいの?」
コ「うん!僕の家ここの上だし、大丈夫!」
「ぁ、そっか。ナンチャラ探偵事務所だもんね。」
コ「毛利ね。」
そんな感じそんな感じ。
毛利探偵事務所だったね。忘れてすみません。
しばらくして、安室さんがこちらに来た。
安「お待たせしました。では行きましょうか。」
「そうですね。お金、ここに置いとくから、帰る時になったら出しといてね、コナン君。またね〜。」
コ「ぇ、ぁ、うん…」
俺は安室さんの後をついていき、お店を出た。
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若宮真琴 - 凄く続きが読みたいです!頑張ってください!更新楽しみに待ってます! (2020年6月30日 6時) (レス) id: f98349de18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みみる | 作成日時:2019年9月16日 20時