過去編22 ページ45
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no side
「っ手前!!何でそれを言わなかったんだよ!?
手前が一人で痛みを我慢して異能を使い続けてたのか!?
かっこつけてんじゃねぇよ!!手前はまだ子供だろうが!!」
中也の怒声が響いた
「それが…?それが何だって言うんですか!!
子供だから?
怪我を治さなきゃ生きている価値が無いって身内に言われた子供は
子供だからっ!!子供だからその一言の呪いに掛かって我慢して、一人で泣いて!誰にもわかって貰えなくてこんな思いをしてるんです
貴方にわかるわけないでしょう!!」
ボロボロと涙を流しながらAは叫んだ
感情的なAを初めて見た中也は戸惑いを隠せていなかった
「それでも…俺は手前を大事に思ってる
俺には手前の辛さも痛さもわかんねぇよ!でも、手前が辛そうなのは見たくねぇ!」
中也はAを優しく抱き締めた
「何で手前は無理すんだよ…いつも一人で抱え込むんだよ
少しは俺も頼れ…兄貴の甲斐がねぇだろ」
「ちゅや…にっ、さん…」
抱き着いてなかなか泣き止まないAに痺れを切らせた中也は自分の被っていた帽子をAの頭に乗せた
「手前が泣き止まねぇからくれてやる」
「そんなの、っ…頼んでません…」
「黙って貰っとけ」
「仕方なく…貰っといてやりますよ…」
目に涙を溜めながら、子供っぽく笑うAに中也は
「ったく、可愛くねぇなぁ手前は」
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
文学小説
地獄変
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リミ別垢(プロフ) - もみ〜さん» ご指摘ありがとうございます!理科の授業で丁度ヘクトパスカルをやっていて、私の勘違いでした!訂正してきます!本当にありがとうございます。 (2017年3月30日 16時) (レス) id: 6b87346db9 (このIDを非表示/違反報告)
もみ〜 - このお話すごくおもしろいです!! 一つ気になったことがあったのですが中也さんの異能力は触れたものの重力のベクトルと強さを操ることだったと思います…長文すみません (2017年3月29日 21時) (レス) id: 6f8c0f8013 (このIDを非表示/違反報告)
レイン (白桜)(プロフ) - リミさん» 本当に書いたら教えて下さい(真顔←そこは勇気を出してガン見しなくては!こんなきかい滅多にありませんよ!!←←← (2016年11月23日 0時) (レス) id: 4063e4f45f (このIDを非表示/違反報告)
リミ(プロフ) - レイン (白桜)さん» もう、犬に追いかけられる太宰さんを小説で書きたいですよwww縁側でぬくぬくしながら僕君の横顔を直視する勇気なんてないからチラ見したい… (2016年11月22日 2時) (レス) id: 7dfa86c186 (このIDを非表示/違反報告)
レイン (白桜)(プロフ) - リミさん» ムフフって何ですかwww笑いですかwwその意見に同意致します!!弱気な太宰さんとか…直視出来ないですねw縁側のお茶ですか!それ良いですね!(*^^*) (2016年11月22日 0時) (レス) id: 4063e4f45f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リミ x他3人 | 作成日時:2016年7月10日 0時