【ヒプマイ】俺に飲ませろお前の血【男主】

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「いや、ただ銃兎に絡まれてんの見かけたからよ
あいつに目ぇ付けられるとめんどくせぇぞ」

『…あいつはほんと面倒臭いから関わりたくねぇんだよなぁ…』

「そうだろうな
…俺は銃兎達とはちげぇから噛んだりしねぇよ」

あ、よかった…安心
意外と怖くてもほんとは違うんだなぁ

よかったよかった。

『てかヤクザってこんなちょろちょろしてていいのかよ』

「いいんだよ。
…どーせここら警備しても意味ねぇだろ、飯奢るぞ」

『まじか、ラーメン食べてぇ』

「ラーメンでいいのかよ…俺の気に入ってる店があんだけどそこでもいいんだぞ」

絶対高いだろ

なんてツッコミしながら口を開く

『ラーメンでいいよ、夜中にはそれが1番美味いんだから』

そう言うと車に乗せてもらってラーメン屋に向かった

ほんと美味いじゃん？
俺夜中に食べんの大好き

───…

「…美味いかよ」

『美味い』

「そんな頬張らなくてもいいだろ」

『…』

無言で食べ続ける
すると碧棺は右手で頬杖をつき左手で頬と頭を撫でた

何故撫でる

反射的に右目を閉じる

何を思ったのかずっと撫でられてる

…食べにくい

『…碧棺ぃ、すげぇ食べにくい』

「左馬刻って呼べ」

『左馬刻ぃ、すげぇ食べにくい』

「ん、そーかよ」

そう言って手を離してくれた

意外といい子

多分今まであった中で左馬刻いいかもなぁ、あん時の高坊のにぃちゃんも良かった

まぁ男を好きになるなんてことは無いがな

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