5. ページ5
・
それから俺は車で寝た
寝心地はまぁまぁ、でもよく眠れた
今は朝の10時
あいつ起きてんのかな、なんて思い家に戻る
案の定起きていて何か食べたそうに俺の方を見ていた
適当に目玉焼きを作ると嬉しそうに食べて礼を言ってくれた
普通に良い奴なんだなって思った
そして俺は外に出て車を出した
『…げ、あいついる』
見つけたのは警察の入間銃兎
俺を見つけてはすぐに止めて職質してくる、賭場に居た時目をつけられたんだろう
ばれないように下を向いて走っていたがやはり分かるようで
「そこの車、止まりなさい」
また止められた
俺は車を寄せて止める、そして降りた
俺何もしてねぇじゃん
「また会いましたね」
『あんたが見つけたらすぐ止めるんだろ、俺は会いたくない』
「まぁいいじゃないですか。
それで?今日はどちらに」
『適当に走ってた、昨日吸血鬼を家に泊めててさ〜…少し疲れて』
それを言うと入間の眉間がピクリ動いた
「貴方は絶対に泊めたら駄目ですよ、そんな甘ったるい匂いを放ってるといつ襲われるか分かんないんですから」
首に手を添えられ指でなぞられる
10センチ近く身長の差があり、少し怖い
そして警察、何されるかわかんねぇ。
「…今でも美味しそうな匂い出してますよ、食べられたいんですか」
『馬鹿じゃないんですか、男に食べられるとか死んでもやだね』
「…吸血鬼はあと3人、それも全員男。
どっちみち男に食べられるしかないんですよ、だから私が食べてあげますよ」
どんどん路地裏の方に追い詰められていく
目が、獲物をかるような野生の動物の目をしていた
こんな奴に食われたくない
『入間、やめろ…俺より良い奴が居るだろ』
「Aみたいな特別な人種は…もう他の奴らが食べちゃいました、もう貴方みたいな人は貴方しか居ないんです」
『まじで意味が分かんねぇ、絶対だめだからな』
「…おい!銃兎、何やってんだ」
後ろで声がした
見てみるとどこかで見たことあるヤクザ。
あ、碧棺左馬刻か
「…はぁ、今日はもういいです、邪魔が入りましたしね」
「誰が邪魔だと!?あぁ"!?」
あいつは碧棺と話しながら戻って行った
今まで何も無かったのに連続でこういう事とかあんのかよ
711人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いぼてん酸 - ウワー!!私の好きな吸血鬼系だーヾ(´∀`*)ノ!!!ありがとうございます!!というかみんな推しです!うれしいです!これからも頑張って下さい! (2020年10月14日 12時) (レス) id: 2bf0614b2f (このIDを非表示/違反報告)
山さん - 何か涙出た (2020年5月7日 16時) (レス) id: a6ed573a69 (このIDを非表示/違反報告)
琉斗(プロフ) - 面白かったです!!左馬刻助けEndもみてみたいです! (2019年6月14日 23時) (レス) id: 18dfa94b2f (このIDを非表示/違反報告)
108くん(プロフ) - いつも楽しみに見ています!更新頑張ってください! (2018年11月14日 23時) (レス) id: 0273a6e0d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:俺 | 作成日時:2018年11月8日 13時