検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:48,031 hit

8話 ページ9

『…』



今日は母さんもパートで夜遅くに帰ってくる、…から家に帰っても暇なわけだ。

俺ら軽音部の練習はもう終わった、イベントでは…文化祭にステージで弾いて歌って。
あと、スーパーとかのイベントに稀に呼ばれたりするくらいだな

物凄いゆるゆるな部活動。それなのに人数はぴったし4人
少ないっしょ。びっくりしたよ、あっさり担当が決まるとか思ってなかった


…あぁ、今は何してるかというと


「ヒャハハッ!遅せぇっての!」

「沢村ぁ!どこ投げてんだ!」

「そ、それは降谷もじゃないスか…!!」

「…一緒にして欲しくない」


野球部の見学。
結構遅くまであるからさ、見てて飽きない。
俺が帰る頃に丁度終わるだろう

…それと、何故かあの二人が見たくなった。

別に好きとか言うわけじゃない。むしろ大っ嫌いだ

でも、…手。…なんであんな綺麗な手が出来てるのか見たかっただけなんだからさ、勘違いすんなよなぁ…


「…あら、こんな所で見学?」

『うぇ…誰…っすか、』

「私は高島礼。この野球部の副部長ね」

『…副部長っすか…えー…すげぇ…』


…第一印象は胸がでかい、かな。それ以外は興味無いかも


「見学したいならもう少し近くで見ればいいのに」

『…や…、あいつらに見つかるとうるさいんで…』

「別にいいじゃない、ほら行きましょ」

『待って強引』

グイグイとかなりの力で腕を引かれ、みんなが良く見える開けた場所に連れてきてもらった
選手との距離結構近くないか…?これぇ…


「目当ての選手がいるの?それとも野球部に入りたいの?」

『…特に目当ての人も居ないし、入りたい訳でも無いけど…
どうやってあんな綺麗な手が作られてんのかなぁ…なんて…思ってて…』


自分で言っていることが恥ずかしくなり顔に熱が籠るのがはっきりわかる、それに最後の方は声が小さくなっていくのも

こんな女性の前でさぁ…男らしくないなぁ…、


「…お?あー!いおちゃーん!」

「は!?お!ヒャハ!Aー!」

『うるっ…せぇな!!練習に集中しろ馬鹿!!』

「…もうそろそろ練習終わるから…あの二人はこっちに来そうよね」


高島さんのその発言。
聞けてよかった


『そうなんですか、帰ります、お先に…』

「だめ、待ってなさい。…あなた結構面白いから」


なんてさ。
なんだろ、俺のこと馬鹿とでも思ったのかな、だとしたら最悪だよ


…あーあ…なんで野球部見に来ちゃったんだ…

9話 礼side→←7話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
84人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - TAINさん» ありがとうございますっっっ…!好きなものはいくらでも書けるんで!大丈夫です!頑張ります! (2019年3月30日 0時) (レス) id: f45de2f027 (このIDを非表示/違反報告)
TAIN - だ、ダイヤのAまで。。無理しちゃダメですよ!!まぁ、がんばってください! (2019年3月30日 0時) (レス) id: 091e46b26b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年3月28日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。