30話 ページ31
「…悪い」
「まだ止まんねー…」
『…』
あのあと、倉持に担がれて、御幸にも着いてきてもらい保健室へ。
覆っていた手には血がべったり付いていて、今もまだ止まる気配がない
鼻がじんじんする
えーと、…止めに入ろうとしたら倉持から顔を殴られた、でいいのかな
『…お、止まってきた』
「ほんとだ、よかった」
「このまま止まんなかったらまじどうしようかと…」
なんて倉持は物凄く反省しているようで。
なんか…犬みたい
御幸は何かと面倒見がいいんだ
今だって鼻を抑えてくれてるのは御幸だ
俺なら絶対やらないね
…なんて、話してるうちにちゃんと止まってくれた
『…ふー…、倉持が殴ってくるとか思わなかった』
「いや…つい…」
『でも大丈夫。今までの好感度が１%下がっただけだから』
「えっ、え…？」
なんて分かってない状況
…まぁ、１%も下がってないんだけど
最近、嫌いというより…なんか、普通に友達として見れてきた
倉持も御幸も
「いおちゃん、危ないから残りの時間はここで安静に」
『…おー…わかった…』
「お詫びってのもあれだけど、…俺ここに最後まで居るから」
そう言って俺の大好きな手で頭を撫でてくれる
…意外と落ち着くんだよ、これ。
＿＿
＿
「今日は俺がなんか奢るから」
『いや…別にいいのに』
「…あっ、金はそこまで無いからなっ、簡単なもんにしてくれればなんでも買うから、」
『…っはは！別にいいよ、…じゃあ俺の好きな飲むヨーグルト買ってよ』
体育も終わり、昼休み。
倉持がまだ申し訳なさそうにそう言ってくれた
別に奢るなんていいのに
…だから、少しだけ高いヨーグルトにした。
今回はこれで許してやる
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俺(プロフ) - TAINさん» ありがとうございますっっっ…！好きなものはいくらでも書けるんで！大丈夫です！頑張ります！ (2019年3月30日 0時) (
レス) id: f45de2f027 (このIDを非表示/違反報告)
TAIN - だ、ダイヤのAまで。。無理しちゃダメですよ！！まぁ、がんばってください！ (2019年3月30日 0時) (レス) id: 091e46b26b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：俺 | 作成日時：2019年3月28日 21時
