27話 モブside ページ28
…
……
………
『がっ…、誰だよおまえぇ゛っ…』
「うるさいうるさい…黙れ…」
今、目の前には俺の想いを寄せている人、五百崎Aがいる
俺とは同級生。そして同じクラスだ
少し長めの髪も可愛かった、大人しめ…ではないけど雰囲気は大人の男として見ていた
けれど、体育祭があって、こいつは応援団で。
イメチェンだか知らないが髪を切ってきていた。あの大人しめの雰囲気を出した五百崎じゃなくなった
髪を切った途端、やんちゃというか…俺ら高校生と同じなんだって凄く思った
…それにこいつらの隣にはいつも御幸と倉持がいる
それが最高に嫌だった
だからこうして…寮まで着いてきて、自販機の所で手を出した
もっと詳しく言えば、胸ぐらを掴んで押さえつけている
バスケをしている俺よりも十数センチ小さい五百崎は押さえつけやすいったらありゃしない。
「…ねぇ、俺は五百崎の事が好きなんだよ…こんなに…それなのになんで嫌がるんだよ」
『う゛っ…るせっ、離せよ、知らねぇよっ…』
ヒューッ、と音を立てながら息をする五百崎に少し興奮する
…が、今は我慢だ
そんな時、隣から物音がした
「…いおちゃんどこだ」
御幸だ
起きてきやがった
…こんな夜に…。五百崎はここに2週間泊まるらしい
俺は家から抜け出して来た
それほどに五百崎が好きなのに
『御幸っ…みゆきぃ゛…』
いつもは、あんなに嫌いなんて言って避けようとしている御幸の名前を…そんな、そんな声で呼ぶなよ
呼んで欲しくない…
「…は…なにしてんの…」
「っ…う、るせ…」
『ちょ…、いたい、痛い゛っ！！』
胸ぐらを掴んでいた手に力が入る
それと同時に五百崎の声も大きくなる
「…おい、離せよ」
御幸の声のトーンが低くなった
あぁ、これはやばい。怒らせた
急いで手を離し、その場から逃げる
御幸は本当に五百崎の事が好きだ
倉持もそれと同じくらい、五百崎の事が好きだ
体育祭の五百崎の借り物は"好きな人"だった
…あの時、あの二人に嫉妬した
いつか俺が隣に立って、甘えられて。
そんな妄想をしてたら、いつの間にかこんな事に
絶対、五百崎を手に入れてやる
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俺(プロフ) - TAINさん» ありがとうございますっっっ…！好きなものはいくらでも書けるんで！大丈夫です！頑張ります！ (2019年3月30日 0時) (
レス) id: f45de2f027 (このIDを非表示/違反報告)
TAIN - だ、ダイヤのAまで。。無理しちゃダメですよ！！まぁ、がんばってください！ (2019年3月30日 0時) (レス) id: 091e46b26b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：俺 | 作成日時：2019年3月28日 21時
