26話 ページ27
『…』
「いおちゃーん」
「ヒャハ！無視されてんじゃねーか御幸！」
昼休み、食堂で昼飯も食べて結構暇になった頃
またこいつらが俺に絡んできた
折角俺の黄昏時だったのに、こいつらの顔面が今、目の前にある
綺麗な桜をのんびりと眺めていたのに
やっぱり3人班って嫌い
「失礼しやすー！！
先輩がた！！3人はどんなご関係で！？」
大声がし、ずかずかと中に入ってくる沢村
そいつの口からそんな事が聞き取れた
『…普通に…顔見知り』
「え…友達とも思われてない…」
「A、御幸のぼっち化が進むぞ」
倉持からそう耳打ちされた
あぁ…そっか、こいつ倉持が居ないと完全にぼっちだもんな
そうかそうか、…悲しい奴め
「そうなんスか！？
変なことしてるとかでもないんすか！？」
『えっ…こいつらと…？…ないないない…』
「…沢村、そういうのってこんな公の場で言うもんじゃねーぞ…」
「ヒャハハ！面白ぇ！」
俺の周りに野球部が集まる
何だろうか…俺そんな引き寄せるフェロモン的な…何かを出してんのかなぁ…
『…はい！！この話は終わり、周りの奴ドン引きしてるからーはい場所を変えようかー！』
思いっきり立ち上がって3人の間に立つ
そしてそのあいだを抜けては急いで教室から出ていった
あんな所に長居はできないだろう、だって皆ゴミみたいな目で見てたんだよ
ドン引きしてたんだよ。記憶を消し去りたいね
＿＿
＿
『…で、沢村は何を見たんだよ、』
「御幸先輩が五百崎先輩に手を出してたところっす！」
「な゛っ…沢村てめっ…」
「まじかよ御幸ー…俺は我慢してたってのによー」
なんて、目の前で3人の口論が始まった
物凄く聞きたくない口論だ
関係ない第三者的な存在で眺めるのは楽しいんだけれど、俺は関係してるし…一番の被害者だし。
この3人が女だったらそこそこ楽しめたのかもしれない
…興味はないけれど…
『…うけるー』
なんて、適当に発言した
なにもウケないんだけど…なんとなく…JKみたいなノリで。
「五百崎先輩どうしたんすか…急に…」
「え…どしたのいおちゃん…」
「なにもウケねーよ…」
さっきと同様、ゴミのような目で見られた
『やめて、悪かった。だからそんな目で見ないで辛い』
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俺(プロフ) - TAINさん» ありがとうございますっっっ…！好きなものはいくらでも書けるんで！大丈夫です！頑張ります！ (2019年3月30日 0時) (
レス) id: f45de2f027 (このIDを非表示/違反報告)
TAIN - だ、ダイヤのAまで。。無理しちゃダメですよ！！まぁ、がんばってください！ (2019年3月30日 0時) (レス) id: 091e46b26b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：俺 | 作成日時：2019年3月28日 21時
