23話 ページ24
今日1日は特に何もなく過ごせた
御幸が「いおちゃんいおちゃん」なんて連呼しながら俺にべったりで
倉持が何かと「逃げんな」なんて笑いながら全力で追いかけてきたくらいかな。
今日はしつこかった
…で、かわしながらすぐに放課後が来た
軽音部はいつもみたいに早く終わって寮に戻る
他の奴から「一緒に帰ろう、」なんて誘われたけどちゃんと断ったよ
今日は野球部の寮に、なんて言えばややこしくなるから
ちゃんと 用事があるからって。面倒くさくない断り方で
周りが薄暗くなってくる。
学校から寮までの道のりは少しある
まぁ…かなり離れているという訳でも無いが
その道中、後ろからあとを付けられてる…みたいな感覚
足音が聞こえるし。
なんか怖、なんて思いながら振り返っても何もいないし。そんなことを気にしながら歩いてたらすぐに寮に着いた
野球部はまだ部活中
これは…練習最後のノックかな
俺は荷物を置いて、先にお風呂に行った
その頃にはもう足音も何も無かった
俺の気のせいか。そうだろうな、昼休みあいつらが追いかけ回してきたから…幻聴だろう。
『こーんばんわー…』
そう言って食堂に入る
風呂も済ませて私服に着替えて。
食堂にいるのはおばちゃんだけ
今日は唐揚げらしい
野球部の皆より一足先に晩飯を済ませる
『うま』
ひと口食べればそんな言葉がポロっと漏れた
だってほんとに美味しかったし…。ごめん母さん、もしかしたら母さんの唐揚げよりも美味しいかもしれない。
5分程度でぺろっと食べ終わってしまった
片付けをして…部屋に戻った
丁度部活が終わったのか野球部の皆が帰ってきている所。
『すいません…』なんて軽く頭を下げながら中に入れば机に顎を置いて俺の方を見ている二人
『遅くなった…』
「早く勉強、やって終わらせたい」
「はーやく、はやくー」
御幸も倉持もしつこいくらいに見てはそんなことを言ってくる
ノートも教科書も出してくれてる
こういう所はいいんだよ、こいつら。
さ、今日は30分の勉強会が始まった
『今日は数学なー』
「おー数学」
「うぇ…」
得意な御幸と
不得意な倉持
今回は倉持の方を徹底的にやってくか
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俺(プロフ) - TAINさん» ありがとうございますっっっ…！好きなものはいくらでも書けるんで！大丈夫です！頑張ります！ (2019年3月30日 0時) (
レス) id: f45de2f027 (このIDを非表示/違反報告)
TAIN - だ、ダイヤのAまで。。無理しちゃダメですよ！！まぁ、がんばってください！ (2019年3月30日 0時) (レス) id: 091e46b26b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：俺 | 作成日時：2019年3月28日 21時
