‘ｶﾝｹﾂ’アイツが嫌いで妬ましい【竈門炭治郎】【蝶屋敷組】

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私が全てを話し終わると師範は酷く絶望しきった表情になっている。その時


ダン


「さっきから聞いていればふざけるな！！！お前なんかにしのぶさんの気持ちが解るもんか！！」



あーあ、厄介なアイツ(炭治郎)が扉を開けてやって来た。


私の胸倉を掴んでタメ口で怒鳴る。さっきの話聞いてた？




「しのぶさんの気持ちも分からないお前なんか、鬼殺隊を辞めてしのぶさんに詫びれ！！そしてここ(蝶屋敷)から出ていけ！！」



‘そしてここ(蝶屋敷)から出ていけ！！’


‘出ていけ！！’


‘出ていけ！！’



炭治郎の言葉が頭の中でループする。



そっか。出ていけば、楽になれるんだ。



心の中のモヤモヤが雲一つなくなった。



相手にとってどれだけの皮肉でもいい。




私は今までで一番の気持ちがいい笑顔で、髪を結っていた蝶の髪飾りを乱暴に捨ててこう言った。



「ありがとう。炭治郎」



『私はここを出ていくよ』



・・・・


【作者から】

ヘイトだと訴えられる前に言っておきますが私の中での炭治郎は「傷付けられた人の為」とか言って目上構わず「それ聞いた人の方が傷つくし理不尽なこと」ズバズバ言っちゃうタイプの子だと思ってます。

柱合会議とかまさにそれだったので
(例：鬼を連れているからそりゃ駄目なのに禰豆子刺そうとした柱に向かって「禰豆子を傷つける奴は、柱だろうと許さない」や作品でも言っていた初対面の柱に向かって下の名前＋しかも様じゃなくてさん付けとか)

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