【安室透】黒い世界に舞う天使４【黒の組織】

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こんにちは
お体の方は大丈夫ですか？
急にバイトをやめてしまったと聞いて、びっくりしました。
安定期に入ったら、またお茶でもしたいです。
返信待ってます。

A
＿＿＿


「……これでよしっと」


メールが送信されたのを確認すると、スマホをテーブルに置いた。


バイトから帰ってきても、やっぱり風待さんの事が気にかかっていた。


なんか、ただやめたって感じがしない。


だからこの際、これまでずっと疑問に思っていた事を解明してみよう。


そう思い、私はパソコンの電源を付けた。


パソコンを起動している間に、私はメモ用紙に調べたいことをまとめる。


一つめは私のバイト先について。


私を雇っている会社の事を私はよく知らない。


どこから収入を得ているのか、私達はなんのために働いているのかを調べる。


二つ目は、父の働いていた会社について。


私と父の通帳を見比べてみると、毎月同じ日に、同じ金額お金が入っていることに気付いた。


もしかしたら、父は私と同じ会社でバイトをしていたのかもしれないと思ったのだ。


……とりあえず、今思い付くのはこれくらいだけれど、調べていくうちに疑問はもっと増えていくだろう。


私はペンを置いてパソコンと向き合った。

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