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「...ひゃっ..あぁ、!」

「気持ちいい?」




奥深くを抉るように
強く突かれるから
声が止められない。




絶え間なく与えられる刺激に
叫ぶように声を出すせいで、
喉はもうガラガラで
声も掠れてきた


それでも紫耀が
動きを止める気配はなくて
翻弄されるように
ただ揺さぶられるだけ




さっきまでとは一変して
まるで、俺を壊すように
射抜くような瞳を向けてくる





紫耀の行く先も
この関係の辿り着く先も
何一つ分からないのに

お互いに少しずつ
違う方向を向き始めたことは
分かってしまうから



何も見えないまま
紫耀についていけた
あの日にずっといれたら良かった




薄れゆく意識の中で見えた
紫耀の表情に
そんなことを思った



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作者名:3 | 作成日時:2022年7月18日 20時

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