烏野陸上部 Fairy taleの貴公子【HQ】完結済み

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合宿当日。
黒尾「今回はお招きいただきありがとうございます」
澤村「いえいえこちらこそ、ようこそいらしゃいました」
双方の主将が握手を交わした。
A「(お互いオーラが怖い…ライバルだもんなー…)」
澤村「A!!悪いんだが、部屋案内してくれ!!」
A「はっはい!!こちらです!!」
Aは手を挙げ、音駒を誘導した。
見たことのない相手に、黒尾がジロジロとAを見ていた。
黒尾「初めましてだよな??」
A「はい」
黒尾「バレー部なの??」
A「いいえ、陸上部です。今回はマネージャー補佐として手伝いに来ました。筋トレなどの基本練習には参加させていただきます」
黒尾「ふーん…(ずいぶん小さいやつだと思ったが、バレー部じゃないのか…)名前は??」
A「AAといいます。えっと、黒尾鉄朗さんですよね??間違っていたらすみません…」
Aの言葉に黒尾は驚いた。
黒尾「あれ、俺名乗った??」
A「いいえ、田中さんに頼んで名簿を確認しました。見た目の特徴を聞いていたので…」
黒尾「あぁあの坊主の……ちなみに俺はどう教わったの??」
A「え…あ……怒りません??」
黒尾「……怒らない」
黒尾は間をおいて、返事をした。
A「黒髪トサカ・ニタリ顔…」
夜久「ぷっ…」
話を聞いていた夜久が噴き出した。
黒尾「夜久!!」
夜久「悪ぃつい…」
夜久は肩を上下させ、笑っていた。
A「すみません…」
黒尾「いやAが謝ることじゃない…あの坊主…」
A「(田中さんすみません…余計なこと言ったかもしれません…)」

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