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A「なんで急に…」
そこに、ひとりのクラスメイトが話しかけた。
クラスメイト「新聞見たぜ!!A、あの会場に好きな奴でもいんのか!?」
A「どういうこと??」
クラスメイトが持っている新聞の終わりには「涙を流しながら、烏野観客席へ向かうA選手。この記録樹立には、A選手を支えた人物がいるようだ。」と書かれていた。
クラスメイト「誰!?どんな子!?」
A「……想像に任せるね…」
クラスメイト「…………マジ??…」
A「マジって…なんでそんなリアクションなの??」
クラスメイト「いや、だってA…」
月島「かわいい顔してる」
クラスメイト「うぉっ!?」
クラスメイトとAの前に、月島と山口が現れた。
A「月島くん山口くん、おはよう」
山口「おはようA!!すごいプレゼントの数だね!!袋あるよ!!」
山口は、カバンから紙袋を取り出した。
A「ありがとう。メディアの力ってすごいんだね……ところで月島くん、かわいいって??」
月島は大きくため息をついた。
月島「A、今まさに「恋してます」って顔してるよ。変わったね…」
A「……えっ」
後ろで、先ほどのクラスメイトが何度も頷いた。
A「僕、変わった??」
月島「変わった。特に前髪…ピンで止めたんだね……」
確かに、Aは長い前髪の一部を耳にかけて、ピンで留めていた。
山口「あと、この香り…ハンドクリームしてるの??」
A「うん、偶然薬局で見つけて…」
Aは、カバンから「オレンジの香り付き」ハンドクリームを取り出した。
A「パッケージに惹かれて…ほら、太陽なんだ」
たしかに、パッケージには大きく太陽が描かれていた。
月島「…Aってわかりやすいね」
A「??」
山口「Aかわいいね、ツッキー」
月島「ね、かわいい」
月島と山口はクスクスしながら、自分の席に座った。
A「どういうこと??」
クラスメイト「俺からは何とも言えん…」
クラスメイトは、顔を赤く染めた。
A「??」
他クラスメイトも席に着き、教科担任が現れた。
Aは頭に??を浮かべながらも、授業に参加した。
ラッキーアイテム
海老の天ぷら
ラッキーカラー
あずきいろ
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ゆきと - このあとの二人の日常をみたいです✨ (2022年4月10日 17時) (レス) id: fa3fd2ad4b (このIDを非表示/違反報告)
Yo - こんなにほのぼのというか幸せな感じの話(BL)は初めて読みました!とても面白かったです(*´-`)田中…良かったな( *´艸) (2019年3月17日 22時) (レス) id: c2ff46fc76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:屋 | 作成日時:2017年11月14日 18時