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田中は走る。
廊下にいる様々な生徒に声をかけながら。
田中「A見なかったか!?」
男子生徒「さっき先生たちと2階に行ったぜ!!」
田中「ありがとう!!」
階段を登りきると、Aが進路指導室に入っていくところを目撃した。
田中「いた……Aっ!!」
ギリギリのところで、田中はAを引き止めた。
A「たっ…田中さん!!」
Aは教師たちのバリケードを避け、田中へ駆け出した。
A「田中さん!!田中さん!!」
Aは田中に抱きついた。
田中「うぉっ!?…A、お疲れ様」
A「ありがとうございます、やっと練習に戻れます」
田中「あと明日しか練習できないが、それでも俺はAが勝つって信じてるぜ」
Aはピクリと体を跳ねさせたあと、顔を上げた。
A「はい…必ず勝ってみせます」
Aは再度、田中をぎゅっと抱きしめた。
満足したのか、ポカンと口を開けたままの教師たちの元へ戻っていった。
田中「頑張れ……」
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ゆきと - このあとの二人の日常をみたいです✨ (2022年4月10日 17時) (レス) id: fa3fd2ad4b (このIDを非表示/違反報告)
Yo - こんなにほのぼのというか幸せな感じの話(BL)は初めて読みました!とても面白かったです(*´-`)田中…良かったな( *´艸) (2019年3月17日 22時) (レス) id: c2ff46fc76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:屋 | 作成日時:2017年11月14日 18時