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記者会見が始まると、悪質記者はすぐに挙手をした。
悪質記者「今回の盗撮及び盗難事件についてですが、Aくんは犯人たちに色目でも使ったんですか??犯人たちは熱心にAくんの姿を撮影していたみたいですが…」
ニタニタしながら、記者がAに質問した。
有名な悪質記者に、周りの記者たちはドン引きだ。
どう考えても、最初にするような質問ではない。
A「いえ、そのようなことはありません」
悪質記者「男に盗撮されて嬉しかったですか??」
A「…そのようなことはありません」
外で聞いている生徒は、あまりの質問の酷さに驚いていた。
日向「ひでぇ!!普通労わる言葉とかからだろ!!」
田中「いきなりする質問じゃねぇ!!せめて事件の経緯とかからだろ!!」
陸上部員「あいつはあの場に居たんだよ。スポーツ紙では有名な記者だが、こういう事件系の取材での態度は最悪だ。校内での取材は基本シカトができない。どんな質問にも何かしら答えなければならないから、今回Aへの質問は荒れるぞ…」
陸上部員の読み通り、Aは悪質な質問を受けていた。
悪質記者「男に性的な目で見られて興奮しましたか??」
A「いいえ」
悪質記者「もうすぐ大会ですね。この事件のおかげで、さらにAくんの知名度が上がると思われますが犯人たちに感謝の気持ちがありますか??」
A「いいえ。犯罪は犯罪ですから、感謝の気持ちはありません」
的外れでなおかつ煽る質問は、Aだけではなく教師や外で待つ生徒たちをイライラさせていた。
顧問「(なんなんだあいつ!!Aを馬鹿にしているのか!!)」
田中「(おのれあの記者!!普通にセクハラだろあんなの!!)」
田中は勢いよく立ち上がった。
田中が教室に乗り込もうとしたが、それを澤村が止めた。
田中「離してください大地さん!!」
澤村「田中静かに!!よく見ろ、Aの雰囲気……あれはなにか仕掛けるつもりだぞ…)」
田中「えっ…」
確かに、Aは質問には答えているものの目線は上げない。
前髪が長いため顔は見えない。
しかし、不気味なオーラを放つAは何かのチャンスを待っているようだった。

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設定タグ:田中龍之介 , ハイキュー , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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ゆきと - このあとの二人の日常をみたいです✨ (2022年4月10日 17時) (レス) id: fa3fd2ad4b (このIDを非表示/違反報告)
Yo - こんなにほのぼのというか幸せな感じの話(BL)は初めて読みました!とても面白かったです(*´-`)田中…良かったな( *´艸) (2019年3月17日 22時) (レス) id: c2ff46fc76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年11月14日 18時

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