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田中「初めまして!!Aくんの取材ですか!!」
田中は眼鏡と帽子の男に声をかけた。
作り笑いで。
眼鏡「あ…そっそうだよ!!今回の注目選手だからね!!」
眼鏡の男が汗を拭きながら答えた。
田中「彼2年生で僕と同じクラスなんですよー!!」
帽子「そうなんだー!!」
帽子の男の言葉に、周りの記者は驚いていた。
気にせず田中は言葉を続けた。
田中「楽しみだなぁー!!彼の短距離!!」
帽子「そうだね!!」
2人の言葉に、とうとう記者たちの目線が集まった。
そのうちの1人の記者が、2人に声をかけた。
記者「あの…Aくんは1年生で…5000m専門ですよ。失礼ですが、どこの記者ですか??」
2人は気まずそうに、目を泳がせた。
田中「あんたら、記者じゃねぇだろ…ただの変質者だ!!こそこそ撮りやがって!!」
眼鏡「くそっ!!」
田中の怒りに怯えた2人は、二手に分かれて逃げ出した。
眼鏡の男が走った方向には、東峰が立っていた。
田中「東峰さん!!そいつ捕まえてください!!」
東峰「えっ!?」
東峰は驚いて、転んでしまった。
眼鏡の男は勢いが止まらず、東峰に引っかかって転んだ。
見ていた記者が、眼鏡の男を取り押さえた。
田中は帽子の男を追いかけた。
帽子の男はAに向かっていた。
A「!?」
帽子「オラァァアア!!」
帽子の男は、Aに襲いかかろうとした。
Aは咄嗟に持っていたタオルを、帽子の男の顔に投げつけた。
目隠し状態になった帽子の男は立ち止まった。
その隙に、田中は帽子の男を捕まえた。
異常事態に気づいた顧問や近くにいた先生によって、帽子の男は完全に取り押さえられた。
A「たっ田中さん……これは一体……」
田中「こいつと外にいるもう1人…こいつらは記者じゃねぇ……Aの写真を個人的に撮っていた変質者だ……」
A「え…僕の写真??…」
Aは落ちていたカメラをとり、データを開いた。
そこには、Aの日焼け後の写真や口元鎖骨太ももなどのズーム写真と更衣室での着替えシーンが残っていた。
A「ひっ!?…盗撮写真………うっ」
田中「A!?」
田中は倒れかけたAを抱きとめた。
顧問「田中、悪いがAを保健室まで連れてってくれ…あとは俺たちがなんとかしておく。頼むぞ」
田中「っ…はい!!A歩けるか??」
A「すみません、田中さん…一応歩けます…」
Aは田中のユニホームの裾を掴み、顔を隠しながら後ろをついて行った。
田中「(あいつらぜってぇゆるさねぇ…Aを傷つけやがって…)」

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設定タグ:田中龍之介 , ハイキュー , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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ゆきと - このあとの二人の日常をみたいです✨ (2022年4月10日 17時) (レス) id: fa3fd2ad4b (このIDを非表示/違反報告)
Yo - こんなにほのぼのというか幸せな感じの話(BL)は初めて読みました!とても面白かったです(*´-`)田中…良かったな( *´艸) (2019年3月17日 22時) (レス) id: c2ff46fc76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年11月14日 18時

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