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顧問「おいA!!もっと追い込め!!まだまだ早く走れるだろ!!」
A「すみません!!」
顧問「なんだその反抗的な目は!!喧嘩売ってんのか!!」
A「すみません!!」
顧問「もう一度だ!!」
A「はい!!」
合宿が終わり数日後の放課後、大会の近いAは顧問とともにグラウンドで練習をしていた。
その声は体育館にまで聞こえていた。
菅原「顧問の声すごいなぁ…」
澤村「そりゃ熱も入るさ、何たって大会が明後日に迫っているからな…」
Aが参加する大会は、全国の高校生が集う大規模な大会だった。それは「全国の高校陸上選手大集合」とポスターに大きく書かれているほどだ。
西谷「しかもA、ポスターの真ん中に写ってますからね…」
そう、今期のポスターには各校の有力選手が印刷されていた。Aはその中でも特に目立つ位置に配置されていたのだ。
山口「しかも外には記者がたくさん…流石「Fairy taleの貴公子」ですね」
月島「カメラが全部Aに向いてる…」
日向「Aすげぇ!!」
記者は食い入るように、Aを見つめていた。
Aは普段とは違う、練習用のタンクトップを着ていた。
新たな装いが新鮮に感じられて、田中はAを見つめていた。
影山「でもそこの奴らの目…妙に熱っぽいっうか、じっとり見過ぎじゃないっすか…」
影山の言葉に、全員が外野を見た。
影山「よく及川さんが取材されてたんでなんとなくっすけど………あの帽子の人と眼鏡の人…多分記者じゃないっす…」
影山が指差したのは、木の裏に隠れている二人組だった。
確かに、他の記者が首から下げている取材許可書のようなものを二人は下げていなかった。
そして、シャッターを押すタイミングも妙だった。
Aが柔軟中の「前屈」や「股割り」そして「着替え中」に、よくシャッターを押していた。
影山「直感で悪いっすけど、たぶん「そういう」奴らっすよ…あれ…」
影山の言葉に、今度は皆で田中を見た。
影山もそこまで話して、しまった…と顔を田中に向けた。
影山「田中さん…あの…「大地さんっ!!ちょっと旭さん借ります!!」
田中は東峰の腕を掴み、澤村に声をかけた。
澤村「存分にやりなさい」
田中「あざっす!!」
東峰「えっ!?ちょっ田中!?」
東峰は訳もわからず、連れ去られてしまった。
ラッキーアイテム
海老の天ぷら
ラッキーカラー
あずきいろ
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ゆきと - このあとの二人の日常をみたいです✨ (2022年4月10日 17時) (
レス) id: fa3fd2ad4b (このIDを非表示/違反報告)
Yo - こんなにほのぼのというか幸せな感じの話（BL）は初めて読みました！とても面白かったです(*´-`)田中…良かったな( *´艸) (2019年3月17日 22時) (レス) id: c2ff46fc76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：屋 | 作成日時：2017年11月14日 18時
