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32枚目 ページ34

朝起きると、皿が4つ。
丁寧にラップまでつけてある。

そしてメモ。

『お世話になりました。朝食よかったらどうぞ』

制服がかけられていたハンガーには昨日貸した服がかけられてある。

他のメンバーはまだ寝てるし、俺だけ先に食べよう。

みると時計は10時で朝食?と疑いたい時間でもあった。

しかし折角用意してくれたのだから食べないわけがない。

3人を起こさないようにいただきます、と両手を合わせた。

「…はよ」

さあ、食べるぞというところでむくりとあろまが起きた。

びっくりして箸を止め、おはようと返す。

「なにそれ」

「Aくんが用意してくれた朝食」

「朝食って時間じゃねぇよ」

「はは、でも美味しそうだぜ」


俺とは逆に整っている頭をがしがし掻いてあろまは皿を覗き込んだ。

顔を洗うと言って洗面所に行ったのでその間にあろまの分を温めておく。

「毎度思うけど」

「?」

「お前どうやって寝たらそうなるんだよ」

「俺もわかんないんだよね」

今日の寝癖は一段とひどいらしい。
会社休みでよかった。

テレビをつけて今度こそ朝食を食べる。

「……うっま」

「うめーわ」

二人揃って驚きつつも黙々と食べていく。
朝のニュースなんてほとんど見ていない。

結局、予想以上の美味しさにご飯よりおかずが先になくなり残ったご飯は納豆で食べることとなった。

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ナオ(プロフ) - 無音さん» 読んでいただきありがとうございました! (2016年3月24日 9時) (レス) id: 6fff7782ee (このIDを非表示/違反報告)
無音 - とてもいい小説だなと思いました。男主くんの親との関係、今後どのように書かれるのか楽しみです。25話の全自動罵倒生産機に思わず笑ってしまいました。えおえおとの仲はもちろん、メンバーとの仲が深まるといいです。更新頑張ってください。 (2016年3月24日 2時) (レス) id: 543116ff27 (このIDを非表示/違反報告)
ナオ(プロフ) - ぶどうジュースさん» ありがとうございます! (2016年3月20日 20時) (レス) id: 95d65e7a0a (このIDを非表示/違反報告)
ぶどうジュース(プロフ) - いつも更新楽しみにして読ませてもらってます!応援してます! (2016年3月20日 19時) (レス) id: 3bc612127a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年3月11日 7時

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