29枚目 ページ31
「お邪魔しまーす」
コンビニは結局全員で行ったため、袋は3つほど。
買いすぎじゃないか？
荷物を置いて、冷蔵庫に買ったものを入れる仕事。
その最中でもあろまとAくんは喋っている。
内容が気になる、と誰もが思っているが近づくな、聞くな、何も言うな、のオーラ全開のあろまに何もできない。
どうやらゲームの話で盛り上がってるらしい。
「えおえおー、梅酒まだある？」
「ある、飲むのお前らしかいないからな」
「お！飲むべ！」
きっくんはグラスを取り出すと梅酒が入った瓶を取り出した。
やりたい放題だな。
「つか、俺らは明日休みだけどAくんは学校だろ？」
「うん」
話に熱中してるのか返事は適当。
FBもグラスに梅酒をついで飲み始めた。
「まあ、それなりの時間になったら帰りますよ」
「はあ！？」
阻止するかのようにあろまは叫びながら立ち上がった。
その声にFBはグラスを落としそうになった。
俺も久しぶりに肩が動くくらい驚いた。
「帰るのかよ」
「…家ですしね、制服新しいの着たいしシャワーも浴びてないし」
「えおえおの家で洗濯機借りればいいだろ、乾燥機もあるんだし」
「お世話になりすぎるのは…つか、人の家なのにそんなこと言うんですか…」
「…まあ、泊まるのはいいとしてさ」
あろまが引き止めるなんて思わなかった俺たちは聞いてみる。
「あろま、さっきまで喧嘩腰だったのにいきなりどうした？」
なんでもない、と言うあろまにさらに追求。
Aくんは俺とあろまを見比べている。
「糞餓鬼とか言ってたのにさ、何で今はそんなにここにいさせたがるの？
まあ、ゲームの話で盛り上がってたみたいだけど…それだけじゃないだろ
話したいなら連絡先交換してまた集まればいいし…」
いよいよあろまは黙ってしまった。
妙な沈黙が続いたがそれを破ったのは電子レンジのチン、という音だった。
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ナオ(プロフ) - 無音さん» 読んでいただきありがとうございました！ (2016年3月24日 9時) (
レス) id: 6fff7782ee (このIDを非表示/違反報告)
無音 - とてもいい小説だなと思いました。男主くんの親との関係、今後どのように書かれるのか楽しみです。25話の全自動罵倒生産機に思わず笑ってしまいました。えおえおとの仲はもちろん、メンバーとの仲が深まるといいです。更新頑張ってください。 (2016年3月24日 2時) (レス) id: 543116ff27 (このIDを非表示/違反報告)
ナオ(プロフ) - ぶどうジュースさん» ありがとうございます！ (2016年3月20日 20時) (レス) id: 95d65e7a0a (このIDを非表示/違反報告)
ぶどうジュース(プロフ) - いつも更新楽しみにして読ませてもらってます！応援してます！ (2016年3月20日 19時) (レス) id: 3bc612127a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青 | 作成日時：2016年3月11日 7時
