15枚目 ページ16
鍋は美味しくてあっという間に完食した。
遅刻したということもあり俺が奢ることになった。
Aくんは最初こそ遠慮していたが案外あっさり引いてくれた。
「腹いっぱい」
「眠い……」
サイドメニューも含めるとかなりの量を食べた。
駅までは遠いが食後の運動ということで歩いていく。
「明日学校なのに悪いな」
遠出してしまったので帰りはもしかしたら21時を過ぎるかもしれない。
どんな学校なのかは知らないが俺の時は課題とかそれなりにあった気がする。
「平気ー」
のんびりと歩いていると野良猫。
おお、と思わずカメラを構える。
「珍しい種類なの?」
「いや?わからないけど」
Aくんがしゃがむと猫は無警戒で近づいてきた。
撫でてやるといい表情をするので撮った。
「ゴールデンウィークとか空いてたりする?」
「えおさんって唐突だよね、バイト入れるか迷ってる」
「ん〜…わかった」
やることを自分で増やしてる気もするが仕方ない。
俺だって山の自然は撮りたいし美味しい空気は吸いたい。
写真目的ならあろまも誘ってみよう。
きっと面白いコンビになるはず。
「よし、帰ろ」
猫を十分に撫でたAくんは軽い動きで立ち上がった。
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ナオ(プロフ) - 無音さん» 読んでいただきありがとうございました! (2016年3月24日 9時) (レス) id: 6fff7782ee (このIDを非表示/違反報告)
無音 - とてもいい小説だなと思いました。男主くんの親との関係、今後どのように書かれるのか楽しみです。25話の全自動罵倒生産機に思わず笑ってしまいました。えおえおとの仲はもちろん、メンバーとの仲が深まるといいです。更新頑張ってください。 (2016年3月24日 2時) (レス) id: 543116ff27 (このIDを非表示/違反報告)
ナオ(プロフ) - ぶどうジュースさん» ありがとうございます! (2016年3月20日 20時) (レス) id: 95d65e7a0a (このIDを非表示/違反報告)
ぶどうジュース(プロフ) - いつも更新楽しみにして読ませてもらってます!応援してます! (2016年3月20日 19時) (レス) id: 3bc612127a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2016年3月11日 7時