貴方 の 虜 . ( 橙 ) 3

エピ ソード 78 ページ7

たかひろ →





医師に聞かされたのは

衝撃の事実




医 「 3年前、？ですかね 」


「 とりあえず 貴方達と 出会った後の
記憶が 全部 抜けています 」





西 「 は、？ 」


西 「 嘘だろ、、なぁ、」



與 「 にっしー、落ち着けや」

西 「 與はいいよな、
覚えてもらってて」




與 「 そんなんしゃーないやん」




都合よすぎだろ、


俺との事が 嫌で 全部忘れた？




医 「 相当、衝撃が強かったのでしょう」




西 「 ぁあああああ、くそっ」


医 「 皆さんで
記憶を徐々に戻していくしか」



與 「 わかりました、」




冷静な 與と 不安顔の 日高



そして、荒ぶる俺





今まで 作った思い出

いいのも 、悪いのも

全部忘れたって 事だろ



悪いのだけ 忘れたら
よかった のになんて





正真正銘 の 悪者は俺




. .





.




...





病室から聞こえる 楽しそうな声






西 「 さっきは、驚かしてごめんね」


貴 「 あ、こんにちわ 」

與 「 紹介するな、」








興味津々に俺の顔を見る貴女


多分俺もこんな風に記憶がなくなっても
彼女を選ぶだろうな と思った




與 「俺らの 仕事仲間 で
貴女の彼氏」

貴 「 そーなんだ、
私って どんくらいの記憶無いの ？」


與 「 3年くらいやと思う 」



貴 「 じゃあ、これから
新しく塗り替えていこうね ！」









初めて会った時 と 重なる


その眩しい 笑顔








俺は純粋で一途な 彼女が好きだった



そんな彼女を 変わらせたのも
俺が変わったのも

全部 自分のせいなんだ

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