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Virus ページ20

フェージャに頼まれた爆薬の準備が終わり、私はある場所へ向かっていた。


今の状態で私がフェージャと行動しないのは危険行為だが、彼が行ってこいと云うなら仕方ない。

今頃、探偵社とマフィアは私達が仕掛けたウイルスを解く為に玉砕しあっているかウイルス異能者を倒すために動いているだろう。



それにしても此処は憐れな街だ。

私が歩くのは横浜の貧民街。
用が有るのも此処だ。


「あっ!Aお姉ちゃん!」

目的地へと歩いていると見知った少女に声を掛けられた。

「こんにちは、エーヴォチカ。お兄さんの所まで案内してくれるかい?」

彼女は孤児育ちで私達の支援でロシアから日本へ逃げて来た。

「うん!お兄ちゃんのとこ案内する」



彼女に連れられてある家に入った。


「お久しぶりです、Aさん。」

家に入ったと同時に兄であるステファンに迎えられた。


「えぇ、ステファンさんもお元気そうで何よりです。今日は主に頼まれて例の武器を持って来ました。」

「有難う御座います。何かと物騒ですしこれならロシアから追手が来ても兄弟を護れそうです。」


彼は深々と頭を下げ、私の召喚した武器を受け取った。

そして暫く、彼の兄弟達と遊び、時間を共にした。

..きっとこの時間が彼らにとって最後だから。


そして、その時はやってきた。


誰かが侵入してきたという兄、ステファンの警告を受けて幼子たちは急いで先程の武器を身に着けた。


私が今日、此処へ送られたのはマフィアと探偵社の現状報告と罠の設置だ。


ステファンには悪いが罠の礎になってもらう。



「フェージャ、探偵社が罠に掛かった。」

与えられた端末にそう呟いて、幼子たちの後について行った。

Touch memory→←Bomb



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設定タグ:ドストエフスキー , 太宰治 , 文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:アニメ
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呉 モヨ子 - 失礼します。とても美しい文章ですね!ドストさん格好良い…夢主の元ネタって罪と罰のラスコーリニコフですよね?私あれ大好きなので嬉しいです!更新頑張って下さいね! (2018年1月19日 6時) (レス) id: e69ac68703 (このIDを非表示/違反報告)
REDRUM - きりん。さん» 投稿遅れても全然大丈夫です!投稿される日が楽しみ〜(/ω\) (2017年8月14日 3時) (レス) id: 24df768a59 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - REDRUMさん» 名案ですね。その発想は在りませんでした(笑)投稿は少し遅れて仕舞うかも知れませんが尽力します。リクエスト、有難う御座います。 (2017年8月14日 3時) (レス) id: 4bb6f05387 (このIDを非表示/違反報告)
REDRUM - きりん。さん» リクエストOKなんですかっ!!?ドスト様と太宰様に迫られるお話とか書いて貰えませんか(//∇//) (2017年8月14日 3時) (レス) id: 24df768a59 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - REDRUMさん» 私もドストさん推しなので作品を書かせて頂けて幸せです。更新、頑張ります。リクエストなども在りましたらコメントして頂けると嬉しいです。 (2017年8月14日 3時) (レス) id: 4bb6f05387 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりん。 | 作成日時:2017年8月14日 3時

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