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ガッシャーン!!!
「やめて!……いやっ、やめて…!!!」
「この子だけは手を出さないで!お願い!!」
「ゴチャゴチャうっせぇな!!!」
目の前をお皿やコップが飛んで、窓にぶつかって割れる。
こんな光景が数日間続いている。
暴力だけなら、と耐えてきたけど今日は違った。
「いやっ……触らないで……っ…!」
「やめてって言ってるでしょ!!!!」
私を床に押し倒して、服を脱がそうとする。
「やだっ!やめて………っ…!!」
「この子は傷つけないで…っ!!!逃げなさい!!!!!早く!!!!!」
私の上に跨っていた男を押さえた母の言葉で、家を飛び出した。
こんなボロいアパートには、心配してくれるような親しい人もいない。
自分がどこにいるかも分かっていないまま、ただ無我夢中で走り続けた。
ドンッ
「すいませ、、、、、」
『えっ?A?どうした?』
人にぶつかったことで我に返って、顔を上げると名前を呼ばれた。
「せんせ、、、、、?」
『やっぱり!こんな時間に、ってその格好、、、、、』
「…けて、、、、、」
『え、』
「たすけて、、、、、」
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杏子(プロフ) - 美由希さん» 美由希さんご指摘ありがとうございます。 (2017年3月2日 22時) (レス) id: 211a017d12 (このIDを非表示/違反報告)
美由希(プロフ) - これは実在するグループ名、または団体を使った二次創作です。オリジナルフラグをお外し下さい。運営に削除されています。 (2017年3月2日 7時) (レス) id: c582e4328f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏子 | 作成日時:2017年2月25日 0時