29話 ページ31
無理やり眠ったフジは、ぐっすり眠れる訳もなく早く起きた。
｢ん…4:00…？はやっ…てか今日土曜日か……｣
昨晩の邪な思いをなかったことにするかのようにAを優しくハグした。
『んん…おはようございます、フジさん…』
タイミングを見計らったかのように起きた。
｢ん…おはよ…今日は家でゆっくりする？｣
『はい……そうしたいです』
2人とも布団から出るつもりは毛頭ない。
｢ちゅーしたい｣
『何甘えてるんですかぁ…』
そう言いながらもフジに応じた。
『(今回長いなぁ…)』
Aは息継ぎで気になっていないが、フジの息は少々荒くなってきている。
｢ん…はぁ……は、んん…｣
軽く背中に指を這わせた。
『ひゃ…ん……』
ピクッと体を震わせたがあまり気にしないようにした。
フジはそのまま腰の辺りへ指を這わせる。
『くすぐった…んん……ゃん…』
体が反応するものの頭がぽうっとしているせいか、あまり嫌がる素振りがない。
｢んん……｣
フジはそのままパーカーの裾を捲って太ももの付け根に掌を這わす。
『ん……んん？フジさ…そ、それは……ひゃ』
｢ごごごめんね。調子乗っちゃった｣
Aは俯いて黙った。
『下は怖いんです…あまりこういうこと詳しくないけど、ちょっと怖いです』
Aが恥ずかしがりながら困った顔をしたのでフジは慌てて手を離した。
｢ごめん、ホントに…やりすぎちゃったよね｣
『ち、ちが…違うんです』
Aはそう言ってフジの手を自身の胸へ当てた。
『少しずつ、私にえっちなことの仕方を…お、教えてくれませんか』
｢！？｣
思いもよらぬ事態にフジは驚いた。
｢驚いたけど、俺でいいなら…無理しないでくれるのなら…やらせて｣
『お願いします…！』
フジはAの言葉を聞いて、胸を服の上から軽く撫でた。
｢顔見られたりが嫌だったら、向こう向いていいよ｣
『…ごめんなさい、そうします』
そう言ってAは反対側を向いた。
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いんぽ(プロフ) - ナギさん ありがとうございます！とても励みになります!! (2018年12月26日 13時) (
レス) id: 0b17a3d543 (このIDを非表示/違反報告)
ナギさん - 話が面白く、すごく続きが楽しみです！ 投稿頑張ってください^^ (2018年12月25日 23時) (レス) id: da2fa269a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いんぽ | 作成日時：2018年12月11日 20時
