14話 ページ16
キヨがお風呂から上がると、何やら奇妙な塊があった。
｢…なんだあれ？｣
近付いてみると、Aたちだった。
3人でギュウギュウし合っていた。
｢何やってんだお前ら｣
『…あ！キヨさん！助けてください！腕を掴まれて脱出不可能です！』
キヨに気がついたAはすぐそう言った。
キヨは少しうーんと考えた。
｢じゃあ飲み物取ってくるわ｣
ダメだった。
『えぇっキヨさぁーん！』
しばらくギュウギュウは続いた。
+++++
｢はぁー疲れた！｣
『もう少し手加減してください…』
｢暑いくね？｣
3人はぐでーっと床に寝転がった。
｢お前ら飯は？｣
キヨが来た。
｢あー…俺作るよ……｣
そう言いながらフジはフラフラとキッチンへ向かった。
『…心配なので手伝ってきますね』
背中を見送りながらヒラが
｢助かるよ｣
と言った。
『あ、フジさん…大丈夫ですか？お手伝いします』
｢えっ本当に！？ありがとう〜｣
言いながら抱きついてこようとしたのをAはヒラリとかわした。
『何にしますか』
｢んん〜寒いし鍋にしようかな｣
Aは嬉しそうに
『いいですね！』
と言った。
｢かわいい！！｣
また抱きついてきた。
『早く作りますよ！！』
+++++
｢できたよー！｣
｢あーー美味そう｣
それぞれ｢頂きます｣と言ってから食べ始めた。
『(みんな美味しそうに食べてるなぁ…)』
ほどなくして食べ終わった。
｢はーっお腹いっぱい！｣
｢美味しかった！｣
『美味しかったです！』
アザラシのように寝転がった3人を尻目に、キヨは
｢俺片付けとくから、風呂はいってきな｣
と言った。
｢ありがと〜マジ助かる！｣
｢ありがとうー、じゃあフジ先入ってきてー｣
Aはお礼を言いまくるフジを見送りながらキヨを手伝いに行った。
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いんぽ(プロフ) - ナギさん ありがとうございます！とても励みになります!! (2018年12月26日 13時) (
レス) id: 0b17a3d543 (このIDを非表示/違反報告)
ナギさん - 話が面白く、すごく続きが楽しみです！ 投稿頑張ってください^^ (2018年12月25日 23時) (レス) id: da2fa269a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いんぽ | 作成日時：2018年12月11日 20時
