13話 ページ15
Aがお風呂から出ると既にキヨが用意して待っていた。
『あ、上がりましたー』
｢んぉ、じゃあ入るわ｣
Aはキヨの背中を見送りながら、しっかり元あった位置に戻したか思い返した。
『よし、大丈夫！…なハズ！』
『(そういえばいつも家だと大きめのをワンピースみいにしてるけど。今日普通のパーカー持ってきちゃったなぁ。ギリギリ見えないよね)』
警戒心など微塵も持たずに新作のゲームは何だろうかと思いを馳せている。
と、
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
『あ！フジさんたちかな？鍵閉めてたっけ』
Aが小走りで鍵を開けに行く。
ｶﾞﾁｬ
｢おじゃましまー！｣
｢ただいまー｣
2人が鼻の頭を赤くして帰ってきた。
『あっおかえりなさい！部屋暖めておきました』
｢！！ありがとう〜！｣
その言葉を聞いて2人とも靴を蹴散らして行った。
『あぁ…！』
靴を直してからAは部屋に戻った。
『ダメじゃないですか！靴しっかりして下さい』
2人はギュッとくっついて暖をとっていた。
『か、かわいいだなんて思ってませんからっ…思ってませんから…！！』
Aが唇を噛みながらそう言うと、
｢俺ら別に何も言ってないよ！？｣
とヒラが言った。
するとフジが思いついたように言った。
｢Aちゃんも一緒に暖まろ！！｣
『セクハラですかね』
間髪入れずに答えた。
｢てかパーカー短くない？｣
『セクハラですかね』
｢肌白いね｣
『セクハラですかね』
｢お風呂上がり？色っぽいね｣
『セクハラですかね』
｢かわいいよ！｣
『セ、セクハラですかね』
｢あ！照れた！！負け〜｣
フジは子供のように笑った。
『いいいいつからそんな遊びを！？』
｢負けだから俺らと暖とろうよー寒いのー｣
フジが甘えたように言った。
『……少しだけですよ』
｢｢わーい！｣｣
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いんぽ(プロフ) - ナギさん ありがとうございます！とても励みになります!! (2018年12月26日 13時) (
レス) id: 0b17a3d543 (このIDを非表示/違反報告)
ナギさん - 話が面白く、すごく続きが楽しみです！ 投稿頑張ってください^^ (2018年12月25日 23時) (レス) id: da2fa269a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いんぽ | 作成日時：2018年12月11日 20時
