検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:6,150 hit

1 ページ1

「赤音···さん···??」






『···赤音??』






夕飯の食材を買った帰り、知らない
男の人から声を掛けられた。





"赤音"




どこかで聞いたような名前だった。
思い出せそうで思い出せない···。






「赤音さんっ···!!」






すると、突然私の方へ走ってきたかと
思うと、ハグをしてきた。






『あ、あの!!人違いだと···』






彼の顔をみると大粒の涙を流していた。



そんなに私と"赤音"さんって人が
似ているのだろうか···。





彼の泣いている顔をみると
なんとなく『人違いです』と、
言えなくなった。






「赤音さん···どこ行ってたんですか??」






彼の私をハグする力は段々強くなっていった。






『く、苦しっ···』






私が彼の手をどかそうとすると、
「どこに行くつもりなんですか??」
って言って、泣いて縋りついてきた。






『···どこにも行かないよ。』






私は彼の涙を優しくふいた。







すると、後ろから
「何やってんだよ!ココ!!」
という声が聞こえた。






ココってこの人の名前??






「い、イヌピー···」






「ココ···その子は···
赤音っ···??」






この人まで赤音さんと間違えてる···。


世界には似た人が3人いるって言うしね···。






「君、名前は···??」






『···乾···A···。』






私が自分の名前を言うと2人は
目を見開いて顔を見合わせていた。






「俺、乾青宗。」






『青···宗??』






···これまたどこかで····






···聞いた事あるよ·····





···うな·····





『···お兄ちゃん···??』






「やっぱり···」






「は?イヌピーどういうことだよ?!」








父から1度だけ聞いた事あった名前。






"赤音"と"青宗"







私のお姉ちゃんとお兄ちゃんの名前·····

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

僕ちゃん - 続きが気になる、、、自分のペースでいいんで、また更新してください!応援してます(*´∇`*) (2022年4月19日 16時) (レス) @page1 id: 760ef75fef (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しゅゑる | 作成日時:2021年10月10日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。