ただ好きでいたいだけ【再会編】 (ページ21)

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#05-K ページ21

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海人「ありがとうございました～」

ふぅ…と、今日もおかげさまで1日が終わり

openと表示した看板をcloseに変えて

速やかに片付けを始める。

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アイさんはとっても手際が良くて
まじで仕事捌けんのね。

テキパキ過ぎて追いつけないもん

オ「あと1回､Aちゃん達来てくんねーかな」

ねーと共感を求める声に俺は何度も頷いた

いやーほんとね、サプライズだったよね

オ「Aちゃんと連絡取ってる？」

海人「いや～いつでも連絡してっては言われたんすけどね～」

ア「もうすぐ人妻ですよ､余計なことしないほうが相手のためだとおもいますけど」

いつから、そこに居たのか気付かなかったんだけど

低い声がホールに響いて思わず後退りしてしまう。

しかも、間違ったことは言ってない。

オ「妬いてるねコレ」

耳打ちするオーナーに「エッ？」と聞き返すと
ギロッと目を細めたウラがこっちを見る。

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オ「明日店休みだし､たまには2人で遊びに行っておいでよ」

海人「えー…どこにぃ」

そう言ってドヤったオーナーは

シャキーンと2枚のチケットを取り出した。

海人「遊園地？？」

オ「今コンビニでくじあるじゃん？当てちゃった」

海人「うそ!すごっ!てか、オーナーが行けば…」

ポンと肩を叩くと、オーナーは「遊園地で口説ける年頃じゃない…」と妙に納得してしまった。

オ「俺、みんなのこと大好きだから‼幸せになってくれよ」

海人「…うん、なんか分かんないけど、ありがとう!オーナー」

ア「2人とも仕事する気ありますかね？？？」

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