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#05-4 ページ19
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ふぅ…少し熱った頬を冷まして
鏡に映る自分をジッと見つめる。
この私が紫耀と結婚。
岡野Aから平野A…
時間が経てば経つほど実感が湧かない日々。
全然想像つかないや
雰囲気酔いもあるけど
だいぶお酒が回ったせいか
あの日の廉の言葉引っかかった。
急な真面目な顔して、なんなのよ
ちゃんと好きだし、今後はお互い話があって決めていくんだ
今の仕事をするなり…他の仕事するなり
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「…他の仕事」
気持ち悪いわけではないけど
みんなのとこに戻るには
もう少しここに残ってたい気持ちがあって
ふぅと最後に深呼吸してここを後にすると
ぶつかりそうになる店員さんに頭を下げる。
ふらふらした
結構、お酒が回っているんだろう
何度瞬きしても酔いが覚めない出来事に
思わず「ばか…」と漏らす。
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廉「ばかぁ？これマジで鳥肌もんよ」
正真正銘、本物の廉が私の前に今日も現れて
このお店のオリジナルの制服を着こなしていた。
「ここでも働いてんの…」
廉「まぁな、いやぁ…参ったわ」
眉間に皺寄せて少し口角を上げてニヤニヤして
廉「どこの個室？俺次来てええ？」
「嫌よｯ‼絶対嫌ｯ」
仕事場に戻れと背中を押しても
微動だにしない廉は壁を軽く叩いて笑い出す。
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作者名：おもち | 作成日時：2021年2月22日 19時
