［クラシカロイド］死にたがりの音楽家 (ページ8)

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アルケー社ページ8

そして私はアルケー社に連れてってもらうことになったのだが...

ワー「どうして！みんな！用事で！来れないの！！！」

私とワーグナーくんの2人だけで行くことになってしまった。
と言っても、みんなどうでもいい用事なのだが...

アル「やっぱりでかいな...ここで、私たちは、うまれたのか...」
ワー「うん！てかさ、アルカンって！見た目が女性に近いから、僕みたいなアイドルとかあってると思うんですよねー！！」
アル「は、はぁ」

多分その理由で自分の人気をもっと上げたいのだろうか...まあ、私は人気になるとかどうでもいいんだが...

アル「失敗作...」
ワー「ん？」
アル「あ、いや、何でもな...い」
ワー「ほんとにー？？ま、さっさと行こう！！」

私とワーグナーは早歩きで向かった。ワーグナーは私を知り合いだといってアルケー社に入る許可を得た。

ドンっ

アル「あっ」
社員「きゃっ」
アル「すみません...」

ある社員とぶつかった。その社員が持っていた書類がひらと落ちる。何故かその瞬間が、スローモーションになって見えた。そしてその書類の文字がくっきり見えた

失敗作処分計画

社員「...」

社員はサッとその書類を拾い上げ、駆け足でどこかへ行った

そして私は、立ったまま、その社員を、見えなくなっても、眺めていた。

ワー「アルカン！大丈夫？？」
アル「私だ...」
ワー「へ？？」
アル「処分される...」
ワー「さっきの失敗作処分計画？？」

社員「すみません！！！この書類をアルカンに見られてしまいました！」