どうなってんねん～JW～ (ページ14)

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14・〈照史 side〉ページ14

「みんなありがとうな泣」

時代は違ってもみんな優しい

望「照史！泣くなって！ｸﾞｽﾝｯ」

いや、あなたも泣いてますやん！

崇裕「俺らの話はここでおしまいや。次、ここのこと教えて」

と濵ちゃん

柊真「...はい。ここは牢獄なんです。

2090年に地球の環境が変わって、作物が育たなくなって、人が住めなくなると予測がついて

2085年に開発された宇宙船で火星に植物以外の生き物は移住したみたいです」

そんなことが将来あるんか...

康二「ここが牢獄として使われだしたんは、去年からで。俺ら6人がここに最初に来ました。俺らみんな人を殺めてしまったから、もっとも重い罰です」

「地球に来ることが？」

康二「はい」

望「なんで？むしろええやん。だって自由やん」

望の言う通り、看守もおらん

これがなんで最も重い刑になるんや？

康二「最初はいいですよ。

俺らも地球に来ることになって最初は嬉しかった。

だって、ﾀﾋ刑になるより生きていられる。

気候がずっと同じで雨も降らへんし風も吹かへん、寒くも暑くもない。

自由に暮らせる。食事もこの機械があれば何でも食べれる。何が最も重い刑やねん。

全然重ないやんって思ってたんです」