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『...何?その顔。イラついてんのはこっちなんだけど』
雪は俯き、話し始めた。
雪「...んで、なんで霞兄さんに契約しようって言われてすぐ断らなかったんだよ...」
________は?
『はぁ?なんでって言われても...』
雪「悩んでたじゃん!!“急に言われてもって......!」
...何言ってんの?
雪「急じゃなかったら良かったのかよ!これからじっくり考えるの!?」
なんなのもう...。めんどくさいなぁ...
『悩んでたんじゃなくてビックリしてただけよ。
それに契約を切り替えるには雪が破棄しないとまず無理じゃない。
ま...だから、今度あった時に断っとくわ』
私がそう言うと雪はこくこくと真面目そうな顔をして頷いた。
『でも...正直、霞さんの言う“割り切った契約関係”っていうのにはかなりの魅力を感じたわね。
誰かさんは私が嫌がることを無理やりしてくるからさ』
反省しろ。
雪は不貞腐れながら、吐き捨てるように言った。
雪「じゃあ霞兄さんと契約すればいいだろ...」
イラッ...
『分かった!そうさせてもらうから契約破棄してくれる?』
私はそう言いながらコツコツと雪の前に向かって歩く。
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ユキノハナ(プロフ) - misaさん» いつも見てくれて、ありがとうございます! (2018年10月7日 12時) (レス) id: 361ecd1e01 (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - いつも見てます!これから頑張ってください!! (2018年10月7日 12時) (レス) id: a96f3464bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小林 | 作成日時:2018年10月6日 21時