幻影旅団《転生物語》 (ページ6)

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『んー...早く起きすぎちゃったなぁ』

私、アルア。１１歳。

立派な暗殺者。......と言っても私自身は
殺りたくないけど。

『お母様の言うまま...』

キキョウ｢きゃあぁぁぁぁぁぁぁあああああ！！！！！』

！？お母様の悲鳴！？

『っ、行かなきゃっ。』

私がついた時にはキルアとブタ。そしてお母様がいた。

『き、キルアっ！？何してるの！』

キルア｢何って...刺しただけだけど。
あ、あと逃げ出すんだ。
この家から｣

...ふーん。

キキョウ｢アルアちゃん！キルを捕まえてっ！｣

んー...

『お母様、ごめん。私、キルアについてく。』

キルア｢アルア...！？
おまっ、いいのか？｣

別に...

キルアがこの家にいなかったら私、
ストレスが凄そうだから。

キキョウ｢アルアちゃんっ！？
何を言ってるのぉぉぉぉぉ！！！｣

お母様が発狂してるけど気にしない

『キルア、行こっ。イル兄が来ちゃう！』

もしイル兄が来たら私たちは強制的に連れ戻される。

キルアもその事が分かったようで、

キルア｢アルア、行こうぜ！｣

と、私の手を引っ張った。

静かに私の脳内には
“暗殺者に友達なんて要らない”

......イル兄の言葉が頭に入ってきた。

大丈夫。私にはきっと大切な人は出来ない。

キルア｢おい、転ぶなよっ！？｣

家族以外は要らない。

そう、

言い聞かせなきゃ私が壊れてしまいそうで

怖かった。