仲良し度43% ページ46
べ「今日も平常運行でよろしく！」
「シュア！」
兎「Aちゃん、ちょっと」
私「？はい」
私は兎月さんに呼ばれ、廊下に出る。
兎「はい、これ」
そう言うと兎月さんは私に一通の手紙を差し出した。
兎「連くんからよ」
連くんって昨日の？
私は何が書かれているのだろうとドキドキしながら手紙を広げる。
『お姉ちゃんへ、昨日は助けてくれたのにお礼言えなくてごめんなさい。凄くカッコよかっった！お姉ちゃんは僕のヒーローだよ！助けてくれてありがとう。連』
手紙には拙い文字でそう書かれていた。
私「あっ」
手紙の上に涙が落ち、黒いシミをつくった。
胸が苦しい。涙は止めようと思っても次から次へと溢れ出てきた。
"お姉ちゃんは僕のヒーローだよ"
その言葉が嬉しくて何度も読み返してしまう。
こんな私でも、誰かを助けることが出来たんだ。こんな私にもヒーローだと言ってくれる人がいる。
その事がこんなにも嬉しいなんて。
私は何度も自分と出久を比べて落ち込んでしまってた。出久の様になれないと悩んでいた。
でも、そんな必要なかったんだ。たとえ兄弟でも私と出久は違う人間だ。
ほんとはそんなこと分かってたはずなのに……分かってたはずなのに、私は誰かと比べることだけに必死になってほんとに大切なことを忘れていたんだ。
この手紙が私にその事を思い出させてくれた。
もう、誰かと比べて落ち込むのはやめよう。
私は私なりに最高のヒーローを目指そう。
そのためにはやっぱり誰よりも強くならないといけないのかもしれないけど、もうその事で落ち込む必要はない。
こんな私でもヒーローだと言ってくれる人がいるんだから……
だから、私はそんな人の為にヒーローを目指そう。
私「ありがとうございます。もう大丈夫です」
私が泣いている間兎月さんはずっと隣にいてくれた。
私「あの、これもらってもいいですか？」
兎「勿論よ。それはあなたのものなんだから」
私「ありがとうございます」
兎「いい顔になったわね」
その時の私は今までにないくらい最高の笑顔をしていたと思う。
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raina(プロフ) - オタク少女さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年4月21日 8時) (
レス) id: daa8701090 (このIDを非表示/違反報告)
オタク少女(プロフ) - rainaさん» 気になっただけで、ただ、これからも頑張って下さい。おもしろいです！(あれ？順序逆だ。) (2019年4月20日 23時) (レス) id: 2398c5e064 (このIDを非表示/違反報告)
raina(プロフ) - オタク少女さん» 教えて頂きありがとうございます。早速直しときます！こんな感じで間違ってたら教えくれると有難いです！ (2019年4月18日 19時) (レス) id: daa8701090 (このIDを非表示/違反報告)
オタク少女(プロフ) - あの、仲良し度23%の所の、教室だと思うのですが、教師になっていますよ。 (2019年4月18日 19時) (レス) id: 2398c5e064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raina | 作成日時：2019年4月8日 19時
