仲良し度42% ページ45
「うっ、うっ」
兎「僕、大丈夫？」
兎月さんは直ぐにその男の子に近づくとそう優しく声をかけた。
私「どうしたの？」
「ママ……いない……」
迷子かな？
兎「僕、なんて名前？」
連「……れ……ん」
兎「連くんね私たちがお母さんを見つけてあげるから。もう大丈夫だよ」
そう言うと兎月さんは立ち上がる。
兎「Aちゃん、私向こうの方探してくるから連くんのことお願いしていい？」
私「はい！任せて下さい」
兎月さんが走っていくのを見送ってから私は連くんに向き合った。
私「連くん、連くんのお母さんってどんな人？」
連「……やさしい」
ん〜それじゃ分からないな。
まぁ、兎月さんが帰ってくるのを待とう。
そう私が思っていると、車道を挟んで向かい側の道で渡りをキョロキョロと見回し何かを探している女の人がいた。
もしかして！
私「連くん、あの人じゃない？」
連「ママ！」
私が連くんにそう聞くと連くんは嬉しそうに叫んだ。
私が連くんをお母さんの元へ送り届けようと手を伸ばすと、連くんはそれより少し早く車道に飛び出してしまった。
……!!
私「連くん！危ない！」
私は咄嗟に個性を使って走ってくる車を浮かせた。
……助かった？
そう思い私は急いで連くんの元へ駆け寄る。
私「連くん!大丈夫!?」
どうやら怪我はないようだ。
母「連!?大丈夫!?」
その騒ぎで連くんに気づいたお母さんは急いで連くん駆け寄り抱きしめる。
私はお母さんに連くんのことを任せ、車の運転手に勝手に個性を使ってしまったことを謝りに行った。
母「ありがとうございました。ありがとうございました」
連くんのお母さんは何度もそう言い、頭を下げた。
お母さんは連くんにもお礼を言うよう促していたけど連くんはずっと泣きっぱなしだった。
よっぽど怖かったんだろうな……
連くんのお母さんは最後にまたお礼を言うと連くんを抱いて去ってった。
兎「私がいながらごめんね。でも、あの判断は凄かったわ」
私「ありがとうございます」
でも、あそこで私の判断が少しでも遅れていたら……
そう思うと怖くなった。
プロはほんとに沢山の人の命を預かってるんだな……
改めてそう思った瞬間だった。
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raina(プロフ) - オタク少女さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年4月21日 8時) (
レス) id: daa8701090 (このIDを非表示/違反報告)
オタク少女(プロフ) - rainaさん» 気になっただけで、ただ、これからも頑張って下さい。おもしろいです！(あれ？順序逆だ。) (2019年4月20日 23時) (レス) id: 2398c5e064 (このIDを非表示/違反報告)
raina(プロフ) - オタク少女さん» 教えて頂きありがとうございます。早速直しときます！こんな感じで間違ってたら教えくれると有難いです！ (2019年4月18日 19時) (レス) id: daa8701090 (このIDを非表示/違反報告)
オタク少女(プロフ) - あの、仲良し度23%の所の、教室だと思うのですが、教師になっていますよ。 (2019年4月18日 19時) (レス) id: 2398c5e064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raina | 作成日時：2019年4月8日 19時
