# 22 ページ23
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いくら私が山田先輩のことを信用してても、
相手が信用してないならダメじゃん
もう山田先輩と関わるのやめる
もう、やだ、
なぜか、私の目からボロボロと涙が溢れ出た
辛いよ、
なんで？
最初にバツゲームされたときは、こんな苦しさじゃなかった
A「う、うぅ」
すると、山田先輩は私の存在に気づいたのか、こちらを見て目を大きく見開いた
私は茶色い小包を落とし、走った
教室にはこんな顔で行きたくない
大貴にもこんな顔で会いたくない
行く当てもないのにただ走り続けた
周りの声なんて聞こえない
でも、手を掴まれたら無視するわけにもいかない
涼介「はぁ、はぁ、佐藤、さん…はぁ」
息を切らした山田先輩
なんで追いかけて来たの？
そういうのヤメテ
A「離してくださいい」
涼介「っ、聞いて、佐藤さん」
やだやだ
山田先輩の話なんて聞きたくない
いくらもがいても男の力にはかなわなかった
A「聞かないっ！いやです！」
涼介「佐藤さんっ」
山田先輩は私の手首と首筋をつかんで自分の方へ引き、
抱き締めた。
意味が分かんない
どうしてこんなことするのか
嫌いなんでしょ？
涼介「さっきのはさ、本心じゃないんだよ。ほんとに佐藤さんをうざいなんて思ってない。
もし俺が佐藤さんを嫌ってたら優しくなんて出来ない」
たしかに、私のお父さんが事故にあったときも、
昨日風邪ひいたときも、
ずっとそばにいてくれたよ？
でも、そんなの信じられない
全部全部、偽りの優しさだったんだよ
A「っ、…らいです」
涼介「え？」
私は山田先輩の胸を押して体を離した
やっと離れる体
A「山田先輩、大っ嫌いです！」
そしてまた当てもないのに走り続ける
自分で大嫌いなんて言ったのに、なんでこんな傷ついてんだろ
でも金輪際関わらない
山田先輩も多分、その気だろう
今頃、すごく怒ってるだろうな
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苺ぷりん - 本当感動しました！たしかに小包の中気になるww (2016年8月19日 20時) (
レス) id: fdef94efc9 (このIDを非表示/違反報告)
苺王子(プロフ) - あーれーーーー？涙が！？！？ (2016年8月16日 8時) (レス) id: 91eda6c30f (このIDを非表示/違反報告)
れいな - 結局、小包の中身は何だったんでしょう?とても気になります (2015年10月29日 16時) (レス) id: ec355ecd09 (このIDを非表示/違反報告)
くるすけたん。(プロフ) - この小説好きなので結果結ばれてよかったです！！おつかれさまでした！！ (2015年10月29日 5時) (レス) id: 877823c2a2 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴミルク - この小説大好きです。山田くん、超かっこいいですね。更新待ってまーす♪───Ｏ（≧∇≦）Ｏ────♪ (2015年10月27日 16時) (レス) id: e7d6116f8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず | 作成日時：2015年8月14日 23時
