file.29 主人公 ページ32
『すみません』
(男1)「あ？」
私は女の子の前に立ち、割って入った。
『あの、この方が困っているようなので
他を当たってみては？』
すると、すぐさま男たちは私に視線を向けた。
(男1)「ん？何君。この子と待ち合わせしてた子？」
『違います。ただ、困ってらっしゃったので』
(男3)「はぁ？いい子ちゃん気取り？
…んー………でもよく見たら君結構可愛いね」
『は？』
な、なんか風向きが怪しく…
(男1)「ふーん？確かに……
ねー、じゃあそっちの子は見逃してあげる代わりに、君が俺らと遊ぶのはどう？」
『はぁ？いい加減に…』
「はいストーップ」
すると、エースが私の腕を掴み、引き寄せた。
「あのぉー、俺の彼女に何か？」
エースはにこにこしながら私を背中に隠した。
か、彼女…！？
いや、きっとエースはこの場をおさめようと
ウソついてるんだよね…
それにしては目が笑ってないような気がするけど…
(男2)「あ？彼氏持ちかよ」
(男4)「つまんねーなぁ」
(男1)「…ん、待てよ、コイツどこかで…」
「じゃあ、俺らはこのへんで…」
エースがそそくさと私の腕を引きながら
この場を離れようとする。
(男1)「おい待」
「行こうぜ監督生」
『わっ！』
エースがそう言うと同時に、2人で走り出した。
(男2)「あ！？待てコラ！」
4人の男たちは私たちを追ってきたが、
エースは上手く人混みの中に隠れ、なんとか
まくことができた。
＊
「あー、マジ疲れた…ここまで来りゃ大丈夫だろ」
『ごめんね…助けてくれてありがとう』
「つか、あいつらもあいつらだけど
監督生もホントさぁ……
いちいち面倒臭いのに絡むなよ。
トラブルしか起きねーじゃん」
『う……それはそうだけど』
女の子が困ってたし……咄嗟に…
「はぁ……変な虫がつきそーで心配だわホント。
少しは危機感持てよな」
『あ、はい…スミマセンデシタ』
＊＊
(男2)「くそ、見失っちまった……」
(男1)「それにしても、
あの目にハートマークのやつ……
どこかで見たような……」
file.30 主人公＆エース→←file.28 主人公 デート
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sora(プロフ) - 泉さん» そう言って貰えるととても嬉しいです！ありがとうございます(><) (2021年9月22日 10時) (
レス) id: cf4b8db19d (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 何かキャラにヴィラン感があって凄いリアル！ (2021年9月17日 22時) (レス) id: ad34eed13f (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - えびさん» めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！(●´▽`●) (2021年5月18日 9時) (レス) id: cf4b8db19d (このIDを非表示/違反報告)
えび(プロフ) - ふたりの友達以上恋人未満の関係が読んでいてすごくはがゆいのですがそのはがゆさがとても心地よくてクセになります！さいこうです…！ (2021年5月16日 19時) (レス) id: 6715f58068 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - yellowさん» ありがとうございます！ギャグ(？)に関してはこれで合っているのか不安になることもありましたが、そういった意見を頂けるだけで励みになります！ありがとうございます(；ω；) (2021年5月8日 19時) (レス) id: cf4b8db19d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sora | 作成日時：2021年4月7日 23時
