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〜続き〜
ご飯も食べて、お風呂に入って
ソファーでくつろいでいると
臣くんがいきなりこんなことを言い出しました
『あ〜いつか子どもが出来たらひな祭りとか
こどもの日とか、一緒にAの料理食べて
たくさん遊びたいなぁ』
「そうだね、多分私達の子だったら
たくさん食べてたくさん遊ぶだろうね」
『うん、そうだな』
『なあ、A。
今は俺もグループも大事な時期だから
結婚とかは出来ないと思う。
けど、いつかは絶対お前との子供や孫の顔もみたい
だから俺の…
婚約者になってほしい』
…
「はい」
『ごめん、いきなり。
でも、なんかめっちゃ最近思っててさ。
これ、まだ右手にしかつけられないけど』
と、臣くんが私の指にはめたのはペアリング
私の指と臣くんの指にお揃いの指輪
それを見るだけで今日のことを思い出すんだろうな
あ、このままじゃダメだ。
臣くんは “ありがとう” や "好き" っていう気持ちを
ちゃんと言葉や態度で表してくれている。
私ももっともっと素直にならなくちゃ。
"伝えなきゃ思っていないのと同じ" だよね。
ありのままの自分で想いを伝えよう
「あのね、臣くん。
私もね、今日将来のことについて考えてたの。
周りは結婚してたり、お母さんになっている人もたくさんいるじゃん?
私だって臣くんの奥さんになりたいし、
臣くんとの子供だってほしいよ。
だけど、今は二人が素直に想いを伝え合って、
幸せな時間をたくさん作って、
お仕事も頑張ってもう少し余裕ができたとき、
"夫婦" や "お父さん お母さん" に
なれたらいいなって思ってる。
だから、臣くん!
結局言いたいことは
愛してる
ってことなの!!」
ふう、たくさん言いたいこと言っちゃった笑
臣くんどう思うだろう。
うん、多分臣くんだったら伝わるだろうな。
『A、俺一番大事なこと言ってなかったな。
お前のこと愛してるよ』
「臣くん…ありがとう(号泣)
私も臣くんに負けないくらい頑張るね。
お仕事も。お料理も。
そして、これからも支え合っていこうね。」
想いが溢れてしまった私を臣くんは抱きしめて
「臣くんじゃなくて広臣な」
と耳元で囁いた。
あぁ
人を愛することが、愛されることが
こんなに素晴らしく美しいものだなんて。
広臣が教えてくれた大切な気持ち
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作者名:あいぽん | 作成日時:2017年2月18日 23時