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☆39 ページ39
遠くに東京駅が見える広場に
ぽつんと…２人きり
終電…終わった時間なのかな
あっ………終電!?
「こっから見る東京駅も綺麗だろ？」
「あ………はい
あの……」
言わなきゃっ
「ん？」
近い距離で
顔を覗き込まれると…
ドキッとする…
……勢いで言うしか
「お誕生日おめでとうございます」
「…」
時計を見て
日付が変わってる事に気がついた
「あっ……
１日遅れてしまったけど……」
あぁ…私のバカ
「えっ？？知ってたの？」
櫻井翔としらべたら
はじめにでてくるよ
「自分の誕生日に
誘うなんて寂しい男と思った？」
全然…
約束してけどキャンセルになったんでしょ？
「知ってたのに
俺、かっこ悪いねw」
「ううん
せっかくの誕生日に
時間を作って頂いてすみません」
紙袋から
リボンのついた包みを彼に差し出した
「……」
「プレゼントです」
「え？え？えぇ!?まじ？」
「先日のお礼も兼ねて…
櫻井さんの好みとか趣味分からくて
無難な…感じになってしまったんですけど」
彼はリボンを解いて
袋からマフラーを取り出して
首に巻いた
「ありがとう
すっげー気に入った
これ、来月の取材に持って行きますね」
「本当？」
「ん？本当だよ」
迷彩じゃないよ
と言ったら
彼は爆笑してた
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作者名：moco
| 作成日時：2018年3月7日 23時
