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「あ、ねえねえAちゃん」


手招きされて近寄る。耳を貸してと言われたから座っているセンラさんに合わせて少し屈んだ。息が耳にかかる。



「うらたん、多分嫉妬すごいしてるから、今夜頑張ってね」



ごめん言われた内容より吐息が無理でした。

熱が顔中に広がって暑くなる。この顔を見られるのが恥ずかしくて一歩後ろに下がった。ひょえ、声えっちぃ……



「え、それっていったい」

「さぁね〜。そろそろうらたんに怒られそうだから帰りますわ」


ばいばーいと颯爽と帰っていく。いやどちゃくそかっこいいんですけどさっきの言葉の説明をください。

わたるが嫉妬?今夜?どゆことやね



「ぐ、っふ」


後ろから思いっきり衝撃が。どうやらわたるに抱きつかれたらしい。


「わたるー?」


お腹辺りにまわされた手をさする。なんだこいつ。と、センラさんのさっきの言葉が蘇る。まさか。


「……もしかして嫉妬?」


なんて、八割程冗談だったのに。


「そうだけど」


はあ、とため息と共に吐き出されるその声。


「え、マジで??」

「そうですけど」


ぐちぐちと肩に顔をうずめながら話す。くすぐったい。


「嫉妬するわ。人間だもの」

「……わたを?」


あほか、と一蹴された。ぴえん。


「センラとなんか秘密共有してるし、前までろくに話せてなかったくせになんかめっちゃ話してるし、さっきめちゃくちゃ顔赤かったし」

「あのですね、その秘密のことなんですけど」


嫉妬大作戦なんです、と首を捻ってニヤニヤしながらわたるに囁く。

ネタばらしって表情の変化が面白いよね。



「は、えっと、じゃあ俺手のひらの上で踊らされてたっつーこと?」

「そうなりますね」

「あいつころす」


さらりと殺人予告。やめてくださいね。


「これわたしスタンプ貰えるよね」

「んー、あげるよ」

「やったぁ」


それより、と言葉を遮られる。なんやねん。


「お風呂はいっておいで」

「なぜ」

「別にこのままでもいいけど」

「は?なんの」


こと、と言おうとしてやっと理解する。


「……あほか」

「だって嫉妬しちゃったんだもーん」


ほらいってらっしゃい、と浴室に連れていかれる。

……センラさん、予言スゴすぎです……

〇〇しないと出られない部屋→←*



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絵怜音(プロフ) - 亀さんさん» コメントありがとうございます!お、たすくさん!亀さんになってもよろしくです!リクエストありがとうございました!楽しく書かせて頂きました! (2020年3月20日 12時) (レス) id: d5db198697 (このIDを非表示/違反報告)
亀さん - あ。間違えた。お久しぶりです!!!もと翼。ーたすくーです! (2020年3月20日 12時) (レス) id: 1af3b4280f (このIDを非表示/違反報告)
亀さん - え。死んだ。リクエスト書いてくださってる……! (2020年3月20日 11時) (レス) id: 99a2eebfea (このIDを非表示/違反報告)
絵怜音(プロフ) - 彩華 ぴあのさん» コメント&リクエストありがとうございます!ナンパの人、懐かしいですよねw笑って頂けて嬉しいです。リクエスト了解致しました!ぜひ書かせて頂きます! (2020年3月20日 8時) (レス) id: d5db198697 (このIDを非表示/違反報告)
彩華 ぴあの(プロフ) - ナンパの人ので吹きました(笑)超懐かしい……もうあったらすみません。リクエストで女の子の日のエピソードを……お願い出来ませんか? (2020年3月19日 22時) (レス) id: 4d63d0190f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:絵怜音 | 作成日時:2020年2月7日 22時

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