嫉妬大作戦 ページ27
*
今センラさんがうちにいて目の前にいてとりま眼福で目をあけられないなうですどうもAです。
「……Aちゃん、おしゃべりしましょ?」
「うわあああほんとにガチリスナーなんです崇拝系オタクなんです無理ですはあ眼福……」
一息で言い切った。よくやったわたし。
「……けど、これじゃ1人でしゃべっとるみたいで寂しい……」
「すみませんあけま、っふやっぱむり」
軽率に萌えて目を開けて目が燃えたよね。
てかなんで今日に限ってわたるいないの、なんで2人きり、仕事なんてほっぽって帰っておいでわたしの精神安定剤くん。
「今日こうしてきたのはー、折り入ってお願い、というか相談があるからなんですけど、ちょっと目を合わせてお話しませんか?」
「あのわたしも礼儀としてそうしたいんですけど目が燃えてしまうのでせめてマスクをつけて頂いてもよろしいでしょうか」
ええけど、なんていってカバンの中をごそごそ漁り出した。常備してるんですね、流石歌い手さん。
「……はいっ、これで大丈夫?」
「はいなんとか拝めるぐらいになりました」
えぇ……?と苦笑いをするセンラさん。今ちょっと引きましたねわたしにはわかります営業スマイルしたって無駄ですよ。
「それで、お話とは」
「そーそー、それなんですけどね?」
__我らがダーリー様を、嫉妬させませんか__
させませんか……せんか……せんか……
わっっっびっくりした声があまりにも美しすぎてエコーかかって聞こえたわ。
こほん。これ以上わたしの脳内に好き勝手させるのはセンラさんに申し訳が立たないというかおこがましいというかうんぬんなので気を取りなおしまして。
「……あいつ嫉妬するんですか?」
「するんやないですかねー」
わたる適当に扱われすぎてて草。
「あのですね、わたし行動に移すのは別に構わないんですよ」
「あ、構わないのね」
キョトンとする顔も可愛らしいですセンラさんしゅき……
って、そうじゃなくて。
「問題は、嫉妬させるために何すればいいのかわたしがバカすぎてわからないのです」
「……ほぉ」
そう。わたしは前そのぎりぎりのラインが分からず大きくぶっ飛ばしたことがあった。その日は死ぬ程なかされた。ちょっと詳しくは話したくない。
それで、二度と同じ過ちは繰り返さない、と心に決め今は幼稚園児並のいたずらしか出来ないのだ。
545人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絵怜音(プロフ) - 亀さんさん» コメントありがとうございます!お、たすくさん!亀さんになってもよろしくです!リクエストありがとうございました!楽しく書かせて頂きました! (2020年3月20日 12時) (レス) id: d5db198697 (このIDを非表示/違反報告)
亀さん - あ。間違えた。お久しぶりです!!!もと翼。ーたすくーです! (2020年3月20日 12時) (レス) id: 1af3b4280f (このIDを非表示/違反報告)
亀さん - え。死んだ。リクエスト書いてくださってる……! (2020年3月20日 11時) (レス) id: 99a2eebfea (このIDを非表示/違反報告)
絵怜音(プロフ) - 彩華 ぴあのさん» コメント&リクエストありがとうございます!ナンパの人、懐かしいですよねw笑って頂けて嬉しいです。リクエスト了解致しました!ぜひ書かせて頂きます! (2020年3月20日 8時) (レス) id: d5db198697 (このIDを非表示/違反報告)
彩華 ぴあの(プロフ) - ナンパの人ので吹きました(笑)超懐かしい……もうあったらすみません。リクエストで女の子の日のエピソードを……お願い出来ませんか? (2020年3月19日 22時) (レス) id: 4d63d0190f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:絵怜音 | 作成日時:2020年2月7日 22時