騎士6 ページ8
…。
ダルい。
時計をチラリと見れば、放課後まであと10分程度。
それまで、コレに耐えなきゃいけないのか…。
「大相楽くん！アドレス教えてよ!!」
「このあとクラスでファミレス集まるんだけど、大相楽くんも来ない？」
「ねーねー！部活は何にするの？」
俺の席の周りにはたくさんの女子生徒。
クソ…。油断してた。
中学の時もそうだった。
黒髪。なのに、青い瞳。
そんな珍しい容姿の俺を見て、大抵の人は興味で近づいてくる。
別に、好かれることは嫌ではない。
けど、騒がしいのは得意じゃない。
ああ。早く時間が経てばいいのに。
「大相楽くんって、確かバレー部のブースいってたよね？バレー部入るの？」
『うん。いちようそうしようと思ってるよ。』
「えー？じゃあ、応援にでも行っちゃおうかなー？」
「私も行きたい！ねえ、大相楽くん!!行ってもいい？」
え。なんで俺に聞くんだよ。
てか、普通に考えてダメだろ。まだ仮入部期間だぞ？
『えっと…。』
それはやめて欲しいと言うために、口を開いた時だった。
「はーい。それはダメでーす。」
俺を囲む女子生徒をかきわけて、2人の男子生徒がやってきた。
『英。勇太郎。』
金田一「すみません。コイツは今から俺達と部活なんです。」
国見「てか、普通に考えて仮入部期間に見に来るとかないでしょ。」
おう。英が俺の言いたいこと言った(笑)
気づけばもう放課後になっていた。
…周りが騒がしくて気づかなかった。
『って、ことだから。ごめんね。俺、行くわ。』
「ザンネーン。大相楽くん、頑張ってね〜。」
俺を囲んでいた人達はあっさりと諦めてくれた。
俺は2人と一緒に廊下へ出た。
『…勇太郎。英。…ありがと…。』
金田一「気にすんな。Aが女子に囲まれるなんていつもの事だろ。それをひっぺがすのがいつの間にか俺の仕事だしな(笑)」
国見「Aのためなら何でもするよ。例え、火の中水の中。」
『勇太郎。お前は俺のオカンか。英。お前はいつからそんなキャラだった。よそ様のお前はもっとクールで低燃費だぞ。』
金田一「よそ様の国見って誰だよ!?」
教室にいた時の重苦しい気分はすっかり晴れ、俺は2人と体育館へ向かった。
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珠綺(プロフ) - とても面白くてこの先の展開が楽しみです！！更新頑張ってください( ´∀｀) (2018年1月8日 19時) (
レス) id: 89a15a57c8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し12168号(プロフ) - あなざーいかさん» 本当にすみません…スマホで読んでいるものでお気に入り追加しようとしたら画面がいきなり動きまして……これからも応援しています。こちらこそ、今年もよろしくお願い致します！ (2018年1月3日 12時) (レス) id: c5b85c3624 (このIDを非表示/違反報告)
あなざーいか(プロフ) - 名無し12168号さん» ありがとうございます！全然大丈夫ですよ！こんな作品は低評価がお似合いですから(笑)読んで頂けるだけで嬉しいです！今年もよろしくお願いします!! (2018年1月1日 8時) (レス) id: 09de84b3c5 (このIDを非表示/違反報告)
あなざーいか(プロフ) - うるおいピクルス3号さん» ありがとうございます！大晦日にお見苦しいものをすみません(笑)今年もよろしくお願いします!! (2018年1月1日 8時) (レス) id: 09de84b3c5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し12168号(プロフ) - いきなりすみません！間違えて低評価をしてしまいました…この作品本当に大好きでいつも楽しく読ませていただいています。本当に申し訳ありません。 (2017年12月31日 19時) (レス) id: c5b85c3624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あなざーいか | 作成日時：2017年12月17日 21時
